2020年のラスト「俺は
天下の御意見番」 !!
メインキャスト中心で。映画520本以上に出演し続けてきた日本映画を代表する、世界的にも例がない大名優の
月形龍之介の
大久保彦左衛門を取りあげてきましたが、日本映画最盛期に7年連続1位を記録し、時代劇王国(時代劇映画の年間最多観客動員を長期間記録など)とも言われた東映の、忠臣蔵の吉良上野介と一心太助の大久保を演じた俳優は彼ともう一人います。
前回記事⇒
有名ドラマ「大久保彦左衛門」に下敷きされた世界記録 親子揃って映画300本大名優の「ありがとう」御大それが
進藤英太郎です。彼の
大久保彦左衛門も製作されています。
進藤は日本映画を代表する歴代上位の超名優で、超大御所俳優、同時に東映の時代劇映画の黄金期を代表する助演俳優、時代劇と現代劇、娯楽や文芸、前衛、実に多彩なジャンルの出演履歴です。個人的な評価も高く、歴代ベスト10含まれる映画の助演俳優という非常に高い評価です。
月形龍之介 大久保彦左衛門 日本映画最盛期 忠臣蔵 一心太助 吉良上野介進藤英太郎という歴代ベスト10含まれる映画助演俳優
進藤英太郎の映画出演の主な流れは、1936年の日活から1938年の東宝を経て、1949年の東映の前身の東横、1951年からの東横の流れで東映と出演し、1975年が現行の最後の出演作です。過去の出演シーンがある『ちゃんばらグラフィティー 斬る!』を含めると、1981年まで出演しています。
通産で440本以上の映画に出演し、有名単発、有名シリーズを含めて、100本以上の有名作品に出演しています。特に東映時代に、悪役や顔芸の多用し、喜劇的なアクが濃い演技を強めに、助演メインで大きな存在感を残しました。テレビドラマにおいても、映画の大きな功績の流れを受けて、出演のオファーが多く、多数の作品で印象を残しています。
代表作は膨大数ですが、特に大友柳太朗が主演した東映の『右門捕物帖シリーズ』(1959~1963)の十手持ちのあばたの敬四郎(村上敬四郎)を自身最多の7本で演じ、大きくシリーズの印象を左右する貢献しており、自身のもっとも大きな当たり役だと考えています。しかもこの映画シリーズは、日本映画の最盛期です。
東映の映画の月形や進藤が演じた役の流れはテレビ時代劇、時代劇ドラマに持ち込んでいます。月形は前回の記事でも触れていますが、進藤の場合もこれが実現しています。
進藤英太郎 ちゃんばらグラフィティー 斬る! 大友柳太朗 右門捕物帖シリーズ 村上敬四郎テレビドラマの進藤の大久保にも迫ります。
『彦左と一心太助』 1969~1970 全52話 TBS系 東映とTBS 30分枠
彦左こと大久保彦左衛門=進藤英太郎、一心太助=山田太郎、太助の妻お仲=小野恵子
『
彦左と一心太助』は
ブラザー劇場(全体の製作は東映が大半の放送枠、枠組名、ブランド名)で放送されました。
ブラザー劇場は
月形龍之介の「水戸黄門」、田村正和の『新吾十番勝負』(大川橋蔵の映画のテレビドラマへのリメイク)、『コメットさん』(九重佑三子版)、桜木健一の『刑事くん』(第1シリーズ~第3シリーズ)、『刑事犬カール』、『コメットさん』(大場久美子版)などが放送されたTBS系列の有名なテレビドラマ枠です。名作を多数残しました。
小野恵子は東映の時代劇のテレビドラマに印象が強い女優、東映の時代劇や現代劇の有名作に多数出演しました。大川橋蔵の『銭形平次』の出演の印象が強く、さらに映画から遠ざかり、家業がメイン、俳優をサブの活動時期の東千代之介がゲストとあります。
「仮面ライダーシリーズ」など多数の名作の生みの親でもある、東映のテレビドラマを代表する名プロデューサーの平山亨も制作に参加しています。彼は映画時代は観客動員1000万人を越した千恵蔵映画の次郎長4本目の巨匠松田定次の助監督の経験があります。時代劇の経験がテレビのテレビ制作の柔軟性に多大な影響を与えています。
東映のアニメや現代劇、時代劇、映画の数十の名作で知られる日本を代表する名音楽家の菊池俊輔が音楽です。
天下のご意見番より一部抜粋 外様大名/万国以下の旗本の将軍との年始の挨拶の違い「Sub Eng」1962『
天下の御意見番(1962)』
字幕で映画のシーンから抜粋しています。映画全体や部分的にいくつも似関してもアップロードするのはマナー違反、これは数分のみに留まっているため、まだ許せます。アップロードしている人間が創作したものではないので、著作権のみを受け入れるのではなく、ユーチューブ側も映画などに関しては、さらに制限を強化してほしいものです。
北大路欣也の徳川家光から
月形龍之介の当たり役の一つの
天下の御意見番こと、大久保彦左衛門も登場しています。個人的にもこの映画録画してしています。
彦左と一心太助 ブラザー劇場 仮面ライダーシリーズ彦左 大久保彦左衛門 進藤英太郎 山田太郎 お仲 小野恵子 大川橋蔵 銭形平次東千代之介 平山亨 千恵蔵映画 次郎長 松田定次 菊池俊輔 北大路欣也 徳川家光水戸黄門 田村正和 新吾十番勝負 大川橋蔵 コメットさん 九重佑三子 桜木健一 刑事くん 刑事犬カール 大場久美子『一心太助 男一匹道中記』のスチル写真(スチール写真)ですが、上位キャストの
月形龍之介は映っていません。スチル写真は映画の宣伝や広報の素材の写真であり、和にもよりますが、本来貴重なものです。
映画スチール 一心太助 男一匹道中記 1963年東映株式会社 中村錦之助 十朱幸代 渡辺美佐子 2Lサイズ 4枚


上記の画像リンクは、下記にある月形の大久保8本目で、錦之助の一心太助の5作目です。
錦之助の一心太助の恋人や妻として描かれるお仲は、1~3の中原ひとみ、4の北沢典子、この5本目は、日活とも縁がある女優の渡辺美佐子に変更されたことのキャスティングの特徴です。渡辺美佐子は日活の現代劇のイメージが強いj方も多いかもしれませんが、デビューは東映の1953の巨匠の今井正が監督したドキュメンタリータッチの大ヒット戦争映画の名作『ひめゆりの塔』、これで途中で悲劇に見舞われる富安良子役を演じています。デビューでいきなり苦しむ役柄でした。
東映に出演した後、しばらく日活,その後に、1962年から2本の東映に出演し、時代劇映画の初の出演とメインキャストがこの1963『一心太助 男一匹道中記』です。渡辺自身のとっても活動の転機といえる、意味がある作品といえるでしょう。
。
月形龍之介の大久保彦左衛門の映画 全て東映、東映京都映画 8本の全て主要、上位3選圏内
1953『風雲八萬騎』 主演
1955『彦佐と太助 俺は天下の御意見番』 =片岡栄二郎とダブル主演
1955『彦佐と太助 殴り込み吉田御殿』 =と片岡栄二郎ダブル主演
1958『江戸の名物男 一心太助』 2番手
1958『一心太助 天下の一大事』 2番手
1959『一心太助 男の中の男一匹』 2番手
1962『天下の御意見番(1962)』 主演
1963『一心太助 男一匹道中記』 2番手
1955『彦佐と太助 俺は天下の御意見番』 の、俺は天下の御意見番、これが良いタイトル、フレーズだと感じています。
一心太助 男一匹道中記 片岡栄二郎 スチル写真 中原ひとみ 北沢典子 渡辺美佐子 今井正ひめゆりの塔 富安良子 風雲八萬騎『大久保彦左衛門』 進藤英太郎のテレビドラマの大久保彦左衛門
『大久保彦左衛門』 1973~1974 全39話 フジテレビ系のKTVこと関西テレビ 1時間枠
大久保彦左衛門=進藤英太郎版、一心太助=関口宏、太助の妻お仲=市毛良枝 将軍の徳川家光=中尾彬
白雪劇場とい枠組み、有名どころではTBSの日曜劇場のようなブランド的、枠組みの中で放送されていたドラマ、一心太助は関口宏だったと考えられます。脚本に東映を代表する映画150本と数十のテレビドラマの名脚本家の
結束信二とあるため、東映が製作に関わっていたとも考えられます。記録が残るこの人の関与したテレビドラマはほぼ東映です。ですが大きな疑問があります。
演出の名前がある内海佑治は、関西テレビの演出家だったと考えられ、東映との関与はこちら目線では違いと言えます。当時の東映の時代劇の特徴ですが、制作ドラマの監督はほぼ映画関係者を起用しています。この2名をみると五分五分ともいえます。
ゲストだと考えられる木暮実千代、左右田一平、原健策、坂口徹(坂口徹郎、坂口祐三郎)、有川博、河津清三郎、伊吹吾郎、田口計、加藤嘉、島田順司、遠藤太津朗(遠藤辰雄)、小田部通麿は東映の作品に強く縁がある俳優たちです。
結束信二の脚本作、いわゆる結束作品の常連の3名が揃っている、左右田一平、島田順司、小田部通麿が出演している点も東映制作関与の可能性を示唆しています。中尾彬は日活系ですが、進藤英太郎や市毛良枝も東映に多く出演していることもその可能性が高め、特に進藤英太郎は東映映画黄金期そのものを代表する名優だからです。
進藤英太郎は30分枠と1時間枠の両方で主演の大久保彦左衛門を演じているのが非常に価値があることといえます。
フジテレビ KTV 関西テレビ 関口宏 市毛良枝 中尾彬白雪劇場 日曜劇場 結束信二 内海佑治 木暮実千代 左右田一平 原健策 原健作 坂口徹 坂口祐三郎 有川博 河津清三郎 伊吹吾郎 田口計 加藤嘉 島田順司 遠藤太津朗 遠藤辰雄 小田部通麿進藤英太郎が大久保彦左衛門を演じた映画
テレビドラマにつながるので重要な映画、進藤の大久保にも少し迫ります。
前記事の月形の部分でも少し取り上げていますが、進藤英太郎は映画でも大久保を演じています。
進藤英太郎の大久保彦左衛門映画
1954『番町皿屋敷 お菊と播磨』 大映 7番手圏内 青山播磨=長谷川一夫 お菊=津島恵子 監督=伊藤大輔 『お菊と播磨』の題名も有
1961『家光と彦左と一心太助』 東映 2番手 錦之助の一心太助の4作目 一心太助と将軍家光=中村錦之助 大久保彦左衛門忠教=進藤英太郎 お仲=北沢典子 徳川忠長=中村賀津雄 徳川秀忠=北龍二 笹尾喜内=田中春男 監督=沢島忠
1961『剣豪天狗まつり』 東映 助演 仏子四郎五郎=大友柳太朗が主演で、一心太助が登場しない 神尾主馬=岡田英次 里美=大川恵子 磯姫=丘さとみ 将軍家光=山城新伍 松平伊豆守=北龍二 柳生飛騨守=原健策 笹尾喜内=杉狂児 監督=小沢茂弘
『家光と
彦左と一心太助』は、徳川忠長が登場する特色を押し出し、中村賀津雄と
笹尾喜内は喜劇系の演技を得意とした名優の田中春男、色々書きたいところですが、彼も素晴らしい俳優です、
戦前から戦後の千恵蔵映画の助演や脇役としても知られる名優の
杉狂児は、上記で
笹尾喜内を3度と書いていますが、『剣豪天狗まつり』を含めると
笹尾喜内を4度演じています。『剣豪天狗まつり』は一心太助と大久保が同時に登場しない映画のため、含んでいませんでした。これにより、
杉狂児の
笹尾喜内を演じた回数は、堺俊二を上回っていました。その結果的に回数を競っていた堺駿二は、岩猿という役で登場しています。
実は月形が演じた錦之助の一心太助の5作目中の1作目に進藤は川勝丹波守役で出演しています。
1958『一心太助 天下の一大事』 川勝丹波守役 脇役5番低下の出演 錦之助の一心太助2作目 一心太助と将軍家光=中村錦之助 大久保彦左衛門=月形龍之介 お仲=中原ひとみ 笹尾喜内=堺駿二 監督=沢島忠月形龍之介を巡る大久保彦左衛門は進藤英太郎を巻き込みました。その映画とテレビドラマには大きな関連があります。互いが映画とテレビドラマで演じ、代表的な役の一つにしていました。
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天下の御意見番 [DVD]
上記のリンク画像は1962『天下の御意見番(1962)』です。超名優の月形よりも、ダブル主演映画300本以上のの国民的2大大御所俳優の両御大の千恵蔵、右太衛門のほうが写真が大きい特徴が目に入ります。
個人的にも標準画質版(SD画質版)を録画しています。ハイビジョンの時代だからこそ、この標準画質版も非常に味、魅力があります。サブスクやCDの時代に、アナログのレコードの魅力にも通じるかもしれませんが、オープニングは月形の主演映画の中では『水戸黄門(1960)』に次いで、個人的には2番目に良いものだと感じています。
世の中も同様、なんでも変化すれば良いわけではない。変化するものから、変化しない良さも感じる。最盛期の独特なワクワクや不思議な高揚感を封じ込めていて、今では不可能、今これをマネでやるとただの茶番の嘘になってしまいます。
たまに気分の高揚にも良く、東映映画の最盛期を代表する音楽家の一人の富永三郎のオープニングの良さと金箔、俳優のテロップの流れも魅力です。
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子分が親分をかばう、親分がだめなら子分もだめ、これはどの世の中でも同じこと、社会も娯楽も政治も国同士も共通です。