時空を越えた22時台珍々交戦『
29歳のクリスマス』と「
横溝正史シリーズ」 天晴れ放送公開日
今回も前回の記事の流れを踏襲して知られざる金田一耕助ドラマの意外性に迫ります。
本当に後付のテレビドラマのごまかし芸の印象操作の数々は存在し、本当は視聴率は凄くはなかったのでしょうか。
前回記事
「金田一耕助シリーズ」の草間の陰でひそかに行われていた意外過ぎた名音楽家の攻防戦全体の
平均最高視聴率は
横溝正史シリーズIの
犬神家の一族の第1回(「
古谷一行の金田一耕助シリーズ」のそのものの初回)の23.4パーセントです。実は
瞬間最高視聴率が最高視聴率が41.5%の記録的な数字だけで、もっとも重要な各話数ごとの
平均最高視聴率は23.4パーセントに留まり、そんなに優れているわけではありません。テレビドラマの初回の平均視聴率が23パーセントくらいなら1970年代にゴロゴロ存在していますが、それが22時台だと少ないのは事実です。時間帯を考えればそこそこです。
時代や放送局は違いますが、無理やり一つの例を出すと、フジテレビのテレビドラマの黄金期といわれる1990年代のトレンディ路線を代表する(
トレンディドラマ)22時台『
29歳のクリスマス』の放送期間1994年10月20日~12月22日の全10回の最終回が26.9%を記録、全話の平均視聴率 22.2%、チワワドラとしては当時リアルタイムでこのドラマを観ていたわけですが、
横溝正史シリーズでも到達できなかった大台の25パーセントを越しています。このドラマは名脚本家の
鎌田敏夫の脚本も上手にかみ合い、20代のOLを中心とした大人っぽい仕事と恋愛を絡めた1990年代の22時台を代表するテレビドラマです。
平均最高視聴率 犬神家の一族 古谷一行の金田一耕助シリーズ 瞬間最高視聴率 29歳のクリスマス 横溝正史シリーズ 鎌田敏夫 トレンディドラマ
恋人たちのクリスマスマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が主題歌であり、人物や世界観などは日本なのにどうして外国、歌が外国とか、それも良くも悪くもフジテレビらしいです。
山口智子、松下由樹、柳葉敏郎の3名を主要、トップの主演は山口智子、それぞれが『
29歳のクリスマス』以外にも、フジテレビのテレビドラマでいくつかの代表作がありました。初回や最終回や半数の演出は、フジテレビの1990年代のナンバーワン演出家ともいわれる
鈴木雅之(演出家)(歌手の鈴木雅之とは同姓同名の別人)でした。
鈴木雅之(演出家)は上位だけでも「世にも奇妙な物語」(同番組の一番視聴率が高い頃)、「白鳥麗子でございます!」、「王様のレストラン」、「ロングバケーション」(30パーセント越え)、「ショムニ」(第1は22時台で25パーセント越え)、「古畑任三郎」(30パーセント越え)、「HERO」(2001、2004)(第1は30パーセント越え)などの10作以上のヒット作、90年代のナンバーワン演出家、いくつかの大ヒットをメイン演出で手掛けました。「HERO」以外はほとんどの代表作が1990年代のため、1990年代のナンバーワン的にいわれます。
『
29歳のクリスマス』は
横溝正史シリーズが全67回かけて成し得ていない25パーセントの大台にどうにか最終回の1度きり記録しました。当時のフジテレビのドラマは放送日に留まらずにフジテレビの番組でドラマの宣伝をガンガンやっていた記憶が鮮明に残っています。無理やり話題を作り、知名度を高めて、関心をひかせて数字を取る、いつの時代でもなんらかの良し悪しはあるわけですが、良くも悪くもめちゃくちゃな時代でした。
『29歳のクリスマス』は驚くことに商品化されていません。ですが、楽天TV > 国内ドラマ > ラブストーリー > 29歳のクリスマスで観られます。<29歳のクリスマス 楽天TV>で<>の中を検索すると【29歳のクリスマス【FOD】第1話 人生最悪の誕生日】が上位に表示されます。楽天TVの全体のURLはhttps://tv.rakuten.co.jpです。
これは楽天TVの意外な強みです。楽天らしいかゆいところに手が届く、アマゾンプライムやNetflix(ネットフリックス)でも届かない部分、日本の過去コンテンツにはそこそこ強さがあるようです。
当時は『29歳のクリスマス』の上記のようにオルゴール化が連発しました。ジブリアニメなども多いですがテレビドラマも流行しました。
山口智子 松下由樹 柳葉敏郎 ナンバーワン演出家 鈴木雅之 世にも奇妙な物語 白鳥麗子でございます! 王様のレストラン ロングバケーション ショムニ 古畑任三郎 HERO 楽天TV 第1話 人生最悪の誕生日 アマゾンプライム Netflix オルゴール化ようやく横溝正史シリーズへ船を戻しますが、瞬間を平均だと考えている人もいそうです。横溝正史シリーズに関してもテレビなどが後付けで伝説的に取り上げて、
瞬間最高視聴率(その回やドラマ全体の話数の中の一番高い瞬間の視聴率)を
平均最高視聴率(そのテレビドラマの全話数中でもっとも高い平均の視聴率)のように誇張して印象を受け付けたのが現実です。
ですが、横溝正史シリーズが放送されていた1970年代はまさにテレビ番組の黄金期、週間のヒット番組は現在の数倍の数十番組、ドラマもヒット番組が多数ありました。ライバルが1990年代の25パーセントの大台到達の『29歳のクリスマス』以上に強敵、困難な状況が背景に存在していました。
テレビ番組そのものの競い合いが高かった時期、横溝正史シリーズIが放送されていた夜22時台の23.4パーセントは十分な大ヒットといえます。この時間帯だから許されていたことにも挑戦、今風にいうホラー要素が強く、雰囲気が暗くおどおどしい、裸や狂気、主題歌などの少し大人向けの内容だった部分は視聴率以上に印象付けた部分でした。
某広告会社の天晴れ放送公開日 金田一耕助の放送と公開が日にちまでいっしょ
「
古谷一行の金田一耕助シリーズ」のあまり取り上げられていない部分にも踏み込んでいくと通産視聴率のイマイチさが明るみになります。
横溝正史シリーズIの各話ごとの平均視聴率の20パーセントは通産27回中で3回のみ(1エピソード目の
犬神家の一族の5回中の3回のみ)、テレビが今でもぶり返すワリには非常に少なく感じてしまいます。当時に映画の宣伝をかねてテレビドラマが映画版の広告の概念も取り入れて放送されたこともあり、1エピソード目が最高視聴率です。各話ごとの平均視聴率の15パーセント以上は全6エピソードで通産27回中で13回
テレビドラマの
犬神家の一族の第1回が放送されたときの1977年4月2日~4月30日(5回)に初回が放送されたときの1977年4月2日に石坂浩二主演の映画2作目の『悪魔の手毬唄(1977)』(製作=東宝映画、配給=東宝、監督=市川崑)が公開させています。日にちまで1977年4月2日のぴったりあわせてきたことに驚きを感じます。TBSとも関与が深い、良くも悪くも某広告会社のあっぱれの過去の事実です。
石坂浩二 悪魔の手毬唄 市川崑 某広告会社
横溝正史シリーズIと横溝正史シリーズIIの意外な通産視聴率のイマイチさ??
横溝正史シリーズIIの最高視聴率が1エピソード目の八つ墓村の第1回(全3回)の22.9%、横溝正史シリーズIIのワーストが7エピソード目の女王蜂の第1回(全4回)の10.7%
横溝正史シリーズIIの20パーセントは通算30回中でたった2回のみ、横溝正史シリーズIと横溝正史シリーズIIの通産57回を合わせても平均視聴率20パーセントはたった5回のみですが、現在のテレビドラマの合格点とされることがある15パーセント以上は、IとIIの全9エピソードで通産30回中で22回を記録、最低平均視聴率も10パーセント強がワーストで、10パーセント以下は1回もありません。この部分はどうにか上手に留まれたといえます。
横溝正史シリーズIと横溝正史シリーズIIを比べると少し面白いことがわります。横溝正史シリーズIは全6エピソードで通産27回中で13回でしたが、横溝正史シリーズIIは全9エピソードで通産30回中で22回を記録、最高平均視聴率はIに譲ったものの、IIの方がIよりも15パーセント以上が9回も多く、IIの方が全体的に視聴率が好評だったことがわかります。
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