ナレーター(島宇志夫)いわく、「
ドラ特別機動捜査隊が直ちに現地へ急行した!」というように、この島さんがナレーターを担当しているドラマを取り上げます。わたくしドラがさながら事件捜査の主任刑事になったようです。
「
特別機動捜査隊」(1961~1977、全801話)という
東映の名作といってもいい
刑事ドラマを見ています。このドラマは
東映とNET(現・テレビ朝日)の初のコンビによる制作の
刑事ドラマです。「
特捜最前線」や今でいう「
相棒シリーズ」もこの流れを受けています。今のドラマよりも数段も面白い内容を連発していますが、今からすればリアルすぎないドラマの面白さを純粋に追求してるように感じられ、実に面白いドラマです。
再放送が
東映チャンネルで放送されているのですが、現在500話台にさしかかろうとしています。4年ほど前に放送が始まり、450話付近で中断して1年近く、今年になってようやく450話くらいから再放送が再開しました。「
待ちに待った」とはこのことを言うんだと実感しています。
500話近い時点での感想など思うことを書いて行きます。200話台後半までのモノクロのころはドキュメンタリーに近い手法で展開していました。そのころのオープニングの音楽の曲が好きですが、内容はカラーになってしばらくしてからの方(300話前半~現在500話近く)の方が大幅に充実しています。モノクロからカラーのなるにあたって、内容もリニューアルするためにカラーの内容の模索をしています。刑事の個性が出ない点はモノクロ時代から引き継いでいますが、今では考えられない個性があまり出ない点のよさがあります。毎回のゲスト同士によるドラマ性の向上や劇中曲の全般的リニューアル、流しなど劇中歌の多用、回想シーンの多発、さまざまな観光地やお祭りなどを記録したロケなど、一言でいえば”
このドラマをみなければ味わえない独特な世界が構築されている”ということです。

中村錦之助(萬屋錦之介)主演「新諸国物語 七つの誓い」のエピソードですが、作品にドラマで活躍する前の東映・映画スター時代の波島進が脇役で出演しています。波島進は映画時代はあまりブレイクしませんでした。これ以外にも中村錦之助や東千代之介で新諸国物語シリーズは爆発的ヒットしたため、他にもいくつかのシリーズが作られています。「
特別機動捜査隊」というドラマはひとことでいえば、
刑事たちの捜査を描くテレビドラマです。
波島進が演じる立石主任の班の話数、
中山昭二が演じる藤島主任の班の話数が交互の”ように”展開して行きます。”ように”がポイントです。毎回交互ではありません。例えば、立石の班の捜査話数が3回連続で続いて、藤島の班の捜査話数が1回あるということもあります。また、数度しかありませんが立石の班がメインで藤島の班が脇で応援するという話数もありました。また、藤島班の刑事が立石班の回で応援するエピソードなど多種多彩にあります。3人目の主任の三船主任(
青木義朗)も400話近くから登場してはいますがほとんど出番がありません。(500話近くまでで出演や捜査話数は数度のみ)立石班が勇退(
波島進の引退)後に出番が増えてくるものと思われます。
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