何処まで深く迫れるかはチワワドラそのものも不透明、不透明でもヒトは常に一筋の光という名の何らかの答えの可能性を求めていくものだと、わたくしは考え、今回の「鉄道
刑事ドラマ形成 定着していた概念と異なる新しい概念」の開城です。右の開城は間違えていません。この記事のスタートの意味です。開城=スタート。
前回記事⇒
2大視聴率30パーセント 刑事ドラマの形成貢献のTV名匠と映画巨匠チーフとそのセカンド東映の
刑事ドラマ『
特別機動捜査隊』と『
鉄道公安36号』は日本の
刑事ドラマそのものの形成に貢献したタイトルです。『
特別機動捜査隊』(1961~1977)は全801話中、序盤1960年代前半のモノクロ時代の欠番が多いものの、500話以上が現存していますが、『
鉄道公安36号』は全198話中、ほぼ現存していないと考えられています。
前回記事でも取り上げているテレビドラマの名監督の
永野靖忠は、
東映最初の刑事ドラマ『
特別機動捜査隊』(1961~1977、
東映と現
テレビ朝日系)に多く参加し、『
特別機動捜査隊』の刑事ドラマの正当派の王道路線と異なる内容を定着させヒットした『
鉄道公安36号』(1963~1967、
東映と現
テレビ朝日系)にも多く参加しました。『
鉄道公安36号』は鉄道の部分だけでもわかりますが、鉄道の専門の公安官=(
Gメン)の活躍を描いた刑事ドラマです。
『
鉄道公安36号』は『
特別機動捜査隊』と共に
視聴率30パーセントの大ヒットを記録、『鉄道公安36号』は大きな内容の違いとして日本全国の
地方ロケを数多く展開した最初の刑事ドラマの位置付けであり、この新しい路線が話題となって多くの視聴者を獲得しましたこの時点だけでも刑事ドラマのジャンルの枠だけでなく、テレビドラマそのもの発展にも貢献したといえるでしょう。
以前から定着していた概念と以前と異なる新しい概念が刑事ドラマをさらに成長させた
これまでの基本の正当派として定着していた以前からの刑事ドラマの概念(『特別機動捜査隊』など)と以前と異なる新しい概念(『鉄道公安36号』は鉄道や毎回ロケの刑事ドラマ)を明確に取り入れてドラマとして上手に定着させ、互いがライバル的に競り合ってヒット、質を維持した例ともいえるでしょう。
どのコンテンツにも通じる部分がありますが、以前からの概念と以前と異なる新しい概念の戦いと共存の繰り返しであり、映画もドラマもアニメも基本同じです。『特別機動捜査隊』と『鉄道公安36号』にもこうした形成と共存があり、これの変化に成功を収めていました。
『鉄道公安36号』の再評価 のちの西武警察も大きな影響
『鉄道公安36号』はロケが一つの魅力でしたが、のちの「
西武警察シリーズ」(パートⅠ~パートⅢ、1979~1984)よりも20年近く前に多数のロケを実現、結果的に影響を与えています。「
西武警察シリーズ」のロケの多くは1980年代に
地方ロケを多く断行した刑事ドラマとしても話題になりましたが、これよりもだいぶ前に『鉄道公安36号』も話題になっていました。
しかも「
西武警察シリーズ」(
テレビ朝日系列)と『鉄道公安36号』(
テレビ朝日の前身のNET)は互いの
東映の関与はありませんが、現在の
テレビ朝日系列で同じであり、血縁関係でいえば親戚ともいえるつながりがあります。『鉄道公安36号』がなければロケがないことはないでしょうが、違うことになっていたのかもしれません。
さらに『鉄道公安36号』(1963~1967)と『特別機動捜査隊』は1963~1967年の約4年間はこのヒット2本が同じ週にしかも同じ現
テレビ朝日系で放送されていました。両方とも
東映と現テレビ朝日系の製作と現テレビ朝日系の放映です
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