ドラのいつどこでも ドラマ思想展開

 「おはよう~こんにちわ!こんばんわ!おやすなさい~」なチワワなドラ10年以上前くらいからCS(スカパー)でドラマ見てます。かなりの作品500タイトル以上観てきました。1960年代~70年代のドラマが特に好きです。

大岡越前と丹下左膳の原作者の罪作り・3スターの競合合戦の前代未聞「名脇役・団徳麿(後編)」



新版大岡政談には3名の俳優の競い合いが存在していました。それが最初の新版大岡政談丹下左膳を演じた嵐長三郎(のちの嵐寛寿郎)と団徳麿大河内伝次郎の3名のスター俳優の存在です。この中で大きく成功を収めた人物が大河内伝次郎でした。



嵐寛寿郎丹下左膳と映画出演200作以上の市川小文治



団徳麿による新版大岡政談は1928年の5月から7月にかけて3部作で公開されましたが、1作目のみが”鈴川源十郎の巻”とも付けられたタイトルでした。鈴川源十郎という役に焦点が当てられていました。実は嵐長三郎(のちの嵐寛寿郎)によるシリーズも作られていますが、2作のみで終了しています。そこには大きな評価を得ることができなかった部分があったのです。大岡越前守は全般的には脇役で活躍した市川小文治が演じていました。市川小文治団徳麿のように映画出演200作以上を記録し、数多くの主演スターと共に歩んだ映画人生でした。ですが、市川小文治は1950年代の前半に団徳麿よりも10年以上早い時期に映画界を去りました。

嵐長三郎の新版大岡政談(1928年5月のみ)製作・マキノ・プロダクション
「新版大岡政談 前篇」 
「新版大岡政談 中篇」
丹下左膳=嵐長三郎 大岡越前守=市川小文治




<3名の中で大岡政談と丹下左膳で最大の成功者・大河内伝次郎



大河内伝次郎による同年の同時期に公開された「新版大岡政談 第一篇」監督・伊藤大輔がヒットして、脇役として登場していた丹下左膳が主軸として作られていくことになります。のちに原作の「新版大岡政談・鈴川源十郎の巻」が”丹下左膳と改題”されており、大河内伝次郎の丹下左膳の大きなヒットが存在したことを後世に残しています。

大河内伝次郎の新版大岡政談(1928年5~8月)製作・日活
「新版大岡政談 第一篇」
「新版大岡政談 第二篇」
「新版大岡政談 第三篇 解決篇」
丹下左膳、大岡越前守(2役) =大河内伝次郎




<同年に競合合戦を実現させた罪作りな原作者・林不忘>



丹下左膳の形成には、この団徳麿(前回記事にあり⇒「団徳麿らと丹下左膳、大岡越前(前編)」)、嵐長三郎、大河内伝次郎の3スターの競合合戦(1928年に競合)が生み出した部分が影響していました。原作の林不忘という人物はある意味で罪な人かもしれません。何故なら東亜キネマ、マキノ・プロダクション、日活の3つの映画会社に映像化の許可をしただけにとどまらずに主演俳優3名を競わせたことになるためです。こうした同年の映像化の競合は日本ではあまりないことです。ドラも数多くの作品を知っていますが、同一原作者による3つの映画シリーズが同じ年に公開されることはほとんどありません。前代未聞の出来事でした。

*タイトルの大岡越前と丹下左膳の原作者とありますが、
正確には大岡越前の方は元ともいわれる大岡政談の原作者でした。
タイトルとしてややこしくなるため、ああいう風に表記しました。




<大河ドラマ「太閤記」(1965)の織田信長でも知られる高橋幸治と丹下左膳>



この3名はのちの大岡越前や丹下左膳の映画やテレビドラマ影響を与えています。その一例が高橋幸治です。
大河ドラマ 太閤記【NHKスクエア限定商品】
NHKエンタープライズ
売り上げランキング: 171,294
丹下左膳は数多くの俳優によって作られてきました。テレビではNHK大河ドラマの3作目「太閤記」(1965)の織田信長役で人気を博した高橋幸治も演じていました。残念ながら「太閤記」はほとんどの話数が現存していませんが、。ドラも視聴済みの高橋幸治の丹下左膳はすべて見られます。映画監督の市川崑が制作に関与した、テレビ時代劇「丹下左膳 乾坤篇」と「丹下左膳 こけ猿の壷篇」(1974~1975)です。


↓当ブログの裏通り記事↓あの赤塚不二夫「おそ松くん」、「おそ松さん」と千恵蔵??
赤塚不二夫や「おそ松くん」、「おそ松さん」、大河ドラマにも関与や影響の片岡千恵蔵 にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
励みのポチヨロシク↑→
  

関連タグ : 大岡政談, 丹下左膳, 嵐寛寿郎, 団徳麿, 大河内伝次郎, 高橋幸治, 市川小文治, 伊藤大輔, 織田信長, 太閤記,

[ 2016/10/27 18:53 ] 時代劇解釈 | TB(0) | CM(0)
タグクラウド

過去ログ +
ドラのすべてを↓でご覧ください

2017年 06月 【1件】
2017年 05月 【1件】
2017年 04月 【1件】
2017年 03月 【1件】
2017年 02月 【1件】
2017年 01月 【1件】
2016年 12月 【1件】
2016年 11月 【1件】
2016年 10月 【1件】
2016年 09月 【1件】
2016年 08月 【1件】
2016年 07月 【1件】
2016年 06月 【1件】
2016年 05月 【1件】
2016年 04月 【1件】
2016年 03月 【1件】
2016年 02月 【1件】
2016年 01月 【1件】
2015年 12月 【1件】
2015年 11月 【1件】
2015年 10月 【2件】
2015年 09月 【1件】
2015年 08月 【1件】
2015年 07月 【1件】
2015年 06月 【1件】
2015年 05月 【1件】
2015年 04月 【1件】
2015年 03月 【1件】
2015年 02月 【1件】
2015年 01月 【1件】
2014年 12月 【2件】
2014年 11月 【1件】
2014年 10月 【1件】
2014年 09月 【2件】
2014年 08月 【2件】
2014年 07月 【2件】
2014年 06月 【1件】
2014年 05月 【1件】
2014年 04月 【1件】
2014年 03月 【3件】
2014年 02月 【1件】
2014年 01月 【2件】
2013年 12月 【3件】
2013年 11月 【1件】
2013年 10月 【2件】
2013年 09月 【2件】
2013年 08月 【2件】
2013年 07月 【2件】
2013年 06月 【1件】
2013年 05月 【3件】
2013年 04月 【4件】
2012年 02月 【1件】
2011年 12月 【7件】
2011年 11月 【29件】
2011年 10月 【32件】
2011年 09月 【32件】
2011年 08月 【32件】
2011年 07月 【32件】
2011年 06月 【27件】

ドラの最近記事
ドラの生き様(全記事)
旅立ち