日本には世界記録を持つ映画人が数多く存在していますが、この
月形龍之介は戦前に230作以上、戦後に280作ほどの大偉業を達成し、戦前と戦後を通じて日本映画を支えた映画俳優でした。映画からドラマへその影響は引き継がれて今も空気的に存在しています。
テレビドラマでも知られている「
大岡越前」は、
月形龍之介によっても後世に引き継がれてきました。2016年にも放送されているNHKBSプレミアムのテレビ時代劇では、
東山紀之が
大岡越前守を演じていました。父・大岡忠高役は
津川雅彦、この役は国民的ヒットを遂げた主演・加藤剛の「
大岡越前」のシリーズでは、世界の映画界でも歴代で3名のみが到達した、映画出演350作強、主演映画310作強の
片岡千恵蔵が父・大岡忠高役を演じていました。
月形龍之介はTBSと東映などによって1970年代に大ヒットを記録した
大岡越前の形成に影響を与えているのではないか。
月形龍之介は「大岡政談」の主演だけではなく、助演でも
大岡越前守役を演じています。つまり、主演と助演で
大岡越前守を演じていました。
<東映制作による月形龍之介の大岡越前守役>
①1955「大岡政談 血煙り地蔵」
(主演・大岡越前守 =月形龍之介)
②1955「大岡政談 黄金夜叉」
(主演・大岡越前守 月形龍之介)
③1956「魔像(1956) 」
(助演・大岡越前守 =月形龍之介 主演・神尾喬之助、茨右近=大友柳太朗)
④1958「丹下左膳(1958)」
(助演・大岡越前守 =月形龍之介 主演・丹下左膳=大友柳太朗)
⑤1959「丹下左膳 怒濤篇」
(助演・大岡越前守 =月形龍之介 主演・丹下左膳=大友柳太朗)
「
丹下左膳(1958)」と「
丹下左膳 怒濤篇」は巨匠・
松田定次と時代劇メインの映画スター・
大友柳太朗のコンビによる”
大友柳太朗版の丹下左膳シリーズの全5作”の1作目と2作目です。
月形龍之介は東映時代だけでも5度も大岡越前守を演じています。主演2、助演縁3で5度にわたって映画で演じるということはある程度の評判があったのだと考えられます。ある程度の俳優の評価や俳優の貫禄、威厳が求められる役である部分も影響していると思われます。月形龍之介が大きな名優だと認められた理由は、映画で大岡越前役を5度にわたって演じている部分にも見つけられます。
こちらにも月形さんが出演中⇒
映画スター・伏見扇太郎と活躍と転落と映画芸能の衰退の平行線に、月形龍之介と吉永小百合が緊急参戦月形龍之介は戦前から戦後の映画において、今回の大岡越前、水戸黄門はもちろんですが、近藤勇、織田信長、佐々木小次郎、
大久保彦左衛門、吉良上野介など、数多くの有名な役柄を主演や脇役を問わずに演じてきていますが、この大岡越前守に関しても、テレビドラマの大岡越前の形成には映画時代の月形龍之介の功績や存在も影響はしていた可能性があります。・
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正確には実積差が別格にありすぎて、上記表記の6大スターは疑問です。日本映画界の両御大・ダブルで主演300作に到達した映画スター・
片岡千恵蔵と
市川右太衛門、そして映画出演500作・月形龍之介の”歴代の時代劇映画を代表する3大スター”、”映画界の3大レジェンド俳優”をメインにした時代劇映画「天下の御意見番」。主演と脇役で演じた
大久保彦左衛門=月形龍之介の雄姿が今も甦る。
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