映画「
警視庁物語シリーズ」には長田刑事という役名の刑事が作品には登場しています。この役柄を全24作を通してシリーズを兼任した俳優が
堀雄二です。「
警視庁物語シリーズ」の出演を特に大きな代表作にしている名優です。全24作に唯一出演していますが、3作目から昇進によって長田部長刑事に役柄が変わります。
24作についてはこちらをご覧ください⇒ 大ヒット作「特別機動捜査隊」と東映の歴代最多の刑事映画や奥深き脇役俳優の良縁堀雄二は映画時代は新東宝でデビューして、一時的に大映に在籍していましたが、1954年に
東映に移籍して、ついに大きな代表作や役柄に恵まれます。「
警視庁物語シリーズ」などの刑事役です。
堀雄二は
東映の映画だけでも、ドラの確認では最低でも30作ほどの刑事役(主演、助演)を演じており、歴代の
東映の映画では最多数といえます。ドラが確認してる限りでは”
堀雄二が歴代の日本映画の中で、一番多くの刑事役を演じている”ものと考えています。(*端役は除く)
堀雄二は映画に関していえば、数を多く演じているという意味では
THE刑事俳優ともいえるでしょう。
堀雄二は映画だけではなく、テレビドラマでも刑事と縁がありました。「
七人の刑事」シリーズの赤木係長を演じ、芦田伸介と共に長年にわたって出演し、テレビドラマの代表作にしています。また、時代劇ドラマでは「
大岡越前」の初期シリーズの1部と2部に大岡忠相(
大岡越前)の妻となる、雪絵の父親役・吉本作左ヱ門で出演しており、これも印象に残っています。
東映・NET(現テレビ朝日)の制作の「
特別機動捜査隊」とTBSの制作の「
七人の刑事」シリーズは、1961年から70年代にかけて10年以上の期間で同時期に放送されていた
刑事ドラマのライバル同士でした。堀雄二は映画時代に世話になった東映に背を向けて彼は、TBS制作の「
七人の刑事」シリーズに出演を続けました。ある意味、ライバルがライバルを育てた部分もあったのではないでしょうか。
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堀雄二を見ることができる、数少ない商品化されているドラマ
この二作は互いに
高視聴率を獲得した
刑事ドラマですが、「
特別機動捜査隊」の出演者やスタッフは、「
七人の刑事」の出演者やスタッフを意識して、より良いものを作ろうと尽力した。「
七人の刑事」側も「
特別機動捜査隊」を意識して、長くなるのでここでは説明は避けますが、、さまざまな内容的な違いを工夫した
刑事ドラマに仕上げていきました。
つまり堀雄二は、刑事映画「
警視庁物語シリーズ」で
刑事ドラマ「
特別機動捜査隊」への流れに関与しただけではなく、
刑事ドラマ「
七人の刑事」シリーズに出演して、ライバルとして、「特別機動捜査隊」も影響を与え続けたということもいえるかと考えられます。ダブルで「特別機動捜査隊」の形成に関与していた事実が判明しています。
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