波島進は映画時代に
東映のニューフェイス(俳優の新人で映画会社専属)として、現代劇中心に出演や主演を重ねていきます。
東映のトップ俳優の
片岡千恵蔵(戦前は時代劇メインで歴代上位の活躍し、戦後も時代劇と現代劇で数多くの代表作を持つ日本歴代で上位の映画スター)の後輩としてスクリーンデビューしています。
片岡千恵蔵には時代劇と現代劇の後輩が現在も数多くいます。
波島進は1953年がデビューなので、2014年に逝去した
高倉健が1956年がデビューなので3年ほど先輩となります。また、1954年に映画デビューの映画スター
中村錦之助(のちの
萬屋錦之介)らよりも1年先輩です。映画時代は爆発的な代表作には恵まれてはいません。空手モノや大学モノ、などの題材作で主演を重ねています。
世間的には「
少年探偵団シリーズ」の印象が強いと思われます。今年没後50年の
江戸川乱歩の原作で明智小五郎役で9作が作られています。初代が
岡田英次で1~4作目。南原伸二(のちの
南原宏治)も1、2作目にはメインで出演しています。2代目が
波島進で5~8作目のシリーズ最多のに並ぶ4作が作られています。ちなみに3代目のシリーズの最後となる9作目のみは
梅宮辰夫です。
1956「
少年探偵団 第一部 妖怪博士」
1956「
少年探偵団 第二部 二十面相の悪魔」
1957「
少年探偵団 かぶと虫の妖奇」
1957「
少年探偵団 鉄塔の怪人」
1957「
少年探偵団 二十面相の復讐」
1957「少年探偵団 夜光の魔人
1958「少年探偵団 透明怪人
1958「少年探偵団 首なし男」
1959「少年探偵団 敵は原子潜航挺」
1957「少年探偵団 二十面相の復讐」1957「少年探偵団 夜光の魔人」1958「少年探偵団 透明怪人」1958「少年探偵団 首なし男」 の4作に主演しています。少年探偵団なのである意味で少年たちが主役ともいえるのですが、話にまとめるため大人を軸にしています。映画時代の
波島進の代表作といえるでしょう。ちなみに全作を録画済みです。
3テレビドラマのヒーローモノ30分ドラマの「
七色仮面」で主演し、テレビ版をそのまま映画で公開した
七色仮面の映画シリーズも作られています。ヒーローモノ30分のドラマは同じ
東映で現在も作られています。「
仮面ライダーシリーズ」や「
スーパー戦隊シリーズ」にも影響を与えています。このころ(1950年代後半)はテレビがない家庭が多かったため、テレビ版をそのまま映画で公開した「
七色仮面の映画シリーズ」が作られる場合もありました。「
七色仮面」が大ヒットし、歴代の大スター
片岡千恵蔵が主演した日本初の刑事映画シリーズといわれる「
にっぽんGメンシリーズ」の千恵蔵の長い深めの帽子を波島がかぶる形で「特別機動捜査隊」がスタート、初期の特別機動捜査隊のモノクロのころの300話台までの作風は映画スターというよりは名優の
掘雄二らが出演した刑事映画「
警視庁物語シリーズ」の影響といわれる。ドキュメンタリー調な部分や集団捜査の要素も影響してるものと思われます。

写真に七つの顔のおじさんとあります。そうなのです。「七色仮面」は原作の川内康範が片岡千恵蔵の探偵とヒーローの要素を持つ大ヒット映画の「多羅尾伴内シリーズ」(別名・七つの顔の男シリーズ)の影響を大きく受けています。つまり、他にも影響はありますが東映で言うと、多羅尾伴内シリーズ(最初の方は大映)⇒七色仮面⇒仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズというつながりが存在しているのです。現在でも千恵蔵の影が存在し、若手俳優や視聴者に影響を与えているのです。日本の歴代上位俳優・
片岡千恵蔵についてはこちらで多数の記事を書いているので日本の歴代の映画に興味がある方はコレから飛べます
日本の歴代上位俳優・片岡千恵蔵についてはこちらで多数の記事を書いているので日本の歴代の映画に興味がある方はコレから飛べます。
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