fc2ブログ

チワワドラのテレビドラマ愛好世界

「おはよう~こんにちわ~こんばんわ~おやすなさい~」のチワワドラがドラマや映画の明るい未来のために愛好世界の精神で盛り立てる新世界ブログ

砂地獄・NHK大物プロデュサーから見る「大河ドラマの不調を脱出するヒント」


2月中旬。今回は不評の大河ドラマについて書きたいと思います。大河ドラマとりあえず1話は見ます。今年も見ていました(過去形)。2015年の今回は「花燃ゆ」です。ん~どっかで見たことあるタイトルだと思いました。そう、1984年の大河ドラマ「山河燃ゆ」とタイトルが似てるのです。山崎豊子の原作が基で、今からするとまさに骨太の山崎豊子らしい内容です。これを見ているため「花燃ゆ」から思い出してしまったのです。現・松本幸四郎が主演し、西田敏行三船敏郎大原麗子なども出演していました。この作品といえば、三船敏郎が職人で二人の父親という役柄を演じているのに驚かされました。普通な人を演じているのです。実はそれが内容よりも一番に印象の残ってたりします。

この大河ドラマは、第二次世界大戦に翻弄される日系アメリカ人二世の兄弟の姿を中心に描いた大河ドラマでした。大河ドラマの歴史からするとかなりの異色作です。他の大河には”第二次世界大戦”を全面のテーマにした作品はないからです。今の大河もこれぐらい異色作で行こうよと正直思う。ドラマとて、ものづくり、ものづくりは試行錯誤の繰り返しが当たり前。視聴率を気にしすぎて砂地獄の中なんてありえません。斬新な内容に挑戦し、じゃんじゃん責めましょう。また、数作に1度は戦国武将の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の誰かなどが出てくる、戦国作では不循環過ぎるからです。
「山河燃ゆ」の原作や基となっている作品

実録・山河燃ゆ―日系通訳官・伊丹明の生涯 (1983年)こうした関連作も作品を見る上で盛り上げる。

不循環過ぎることからも、NHKのプロデュサーの手腕が落ちたといわれてもしょうがないありさまです。NHKのプロデュサーといえば、ドラマの全盛期のNHKには近藤晋という名プロデュサー(製作の表記)がいました。大河ドラマも数作を手がけている人物です。この人はうまい人だなあと思ったものです。以前、映画ブログの名義映画道を極める一直線女子で動画にUPしています。「この町の人」はミヤコ蝶々が主演のしたNHKのドラマで近藤晋がプロデュサーを手がけ、秀作といえる内容を実現させています。「この町の人」(1975年)は全4話からなる70分ほど(回のよって分数にばらつきあり)の長編連続ドラマです。”土曜ドラマ”というNHKの番組枠で放送されていました。この作品も平岩弓枝が全話の脚本を手がけています。平岩弓枝が得意な設定である”下町”が舞台です。もちろんながら、派手さを極力控えたしみじみとした人情の話なのですが、派手で分かりやすい作品よりも内容は数段上なのです。ドラ的にはスタンダードサイズ版の録画が残っていますが、次に放送された際にはハイビジョン化を実現させて欲しいものです。

近藤晋が手がけた大河ドラマ~
  黄金の日日(1978年)ー主演・市川染五郎(現・松本幸四郎)
  獅子の時代(1980年)ー主演・菅原文太、加藤剛
  山河燃ゆ(1984年)ー主演・現・松本幸四郎

・近藤晋が手がけた大河ドラマ以外の代表作~
  男たちの旅路(1976年 - 1977年)主演・鶴田浩二、水谷豊
  男たちの旅路スペシャル 〜戦場は遥かになりて〜(1982年)主演・鶴田浩二
  シャツの店(1986年)主演・鶴田浩二(鶴田の遺作)


上記のように、近藤晋は大河ドラマは3作を手がけています。大河の歴代を見てると3作とも印象の残る作品です。それぞれが攻めている大河だからです。今の大河ドラマのプロデュサーは、近藤晋の痕跡から、”大河ドラマの不調を脱出するヒント”があるのではないでしょうか。後編へつづく。 にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
励みのポチヨロシク↑→
  
関連記事
[ 2015/02/16 19:16 ] 大河解釈 | TB(0) | CM(0)
チワワドラのタグクラウド

チワワドラの過去ログ +
ドラのすべてを↓でご覧ください

2023年 05月 【1件】
2023年 04月 【1件】
2023年 03月 【1件】
2023年 02月 【1件】
2023年 01月 【1件】
2022年 12月 【1件】
2022年 11月 【1件】
2022年 10月 【1件】
2022年 09月 【1件】
2022年 08月 【1件】
2022年 07月 【1件】
2022年 06月 【1件】
2022年 05月 【1件】
2022年 04月 【1件】
2022年 03月 【1件】
2022年 02月 【1件】
2022年 01月 【1件】
2021年 12月 【1件】
2021年 11月 【1件】
2021年 10月 【1件】
2021年 09月 【1件】
2021年 08月 【1件】
2021年 07月 【1件】
2021年 06月 【1件】
2021年 05月 【1件】
2021年 04月 【1件】
2021年 03月 【1件】
2021年 02月 【1件】
2021年 01月 【1件】
2020年 12月 【1件】
2020年 11月 【1件】
2020年 10月 【1件】
2020年 09月 【1件】
2020年 08月 【1件】
2020年 07月 【1件】
2020年 06月 【1件】
2020年 05月 【1件】
2020年 04月 【1件】
2020年 03月 【1件】
2020年 02月 【1件】
2020年 01月 【1件】
2019年 12月 【1件】
2019年 11月 【1件】
2019年 10月 【1件】
2019年 09月 【1件】
2019年 08月 【1件】
2019年 07月 【1件】
2019年 06月 【1件】
2019年 05月 【1件】
2019年 04月 【1件】
2019年 03月 【1件】
2019年 02月 【1件】
2019年 01月 【1件】
2018年 12月 【1件】
2018年 11月 【1件】
2018年 10月 【1件】
2018年 09月 【1件】
2018年 08月 【1件】
2018年 07月 【1件】
2018年 06月 【1件】
2018年 05月 【1件】
2018年 04月 【1件】
2018年 03月 【1件】
2018年 02月 【1件】
2018年 01月 【1件】
2017年 12月 【1件】
2017年 11月 【1件】
2017年 10月 【1件】
2017年 09月 【1件】
2017年 08月 【1件】
2017年 07月 【1件】
2017年 06月 【1件】
2017年 05月 【1件】
2017年 04月 【1件】
2017年 03月 【1件】
2017年 02月 【1件】
2017年 01月 【1件】
2016年 12月 【1件】
2016年 11月 【1件】
2016年 10月 【1件】
2016年 09月 【1件】
2016年 08月 【1件】
2016年 07月 【1件】
2016年 06月 【1件】
2016年 05月 【1件】
2016年 04月 【1件】
2016年 03月 【1件】
2016年 02月 【1件】
2016年 01月 【1件】
2015年 12月 【1件】
2015年 11月 【1件】
2015年 10月 【2件】
2015年 09月 【1件】
2015年 08月 【1件】
2015年 07月 【1件】
2015年 06月 【1件】
2015年 05月 【1件】
2015年 04月 【1件】
2015年 03月 【1件】
2015年 02月 【1件】
2015年 01月 【1件】
2014年 12月 【2件】
2014年 11月 【1件】
2014年 10月 【1件】
2014年 09月 【2件】
2014年 08月 【2件】
2014年 07月 【2件】
2014年 06月 【1件】
2014年 05月 【1件】
2014年 04月 【1件】
2014年 03月 【3件】
2014年 02月 【1件】
2014年 01月 【2件】
2013年 12月 【3件】
2013年 11月 【1件】
2013年 10月 【2件】
2013年 09月 【2件】
2013年 08月 【2件】
2013年 07月 【2件】
2013年 06月 【1件】
2013年 05月 【3件】
2013年 04月 【4件】
2012年 02月 【1件】
2011年 12月 【7件】
2011年 11月 【29件】
2011年 10月 【32件】
2011年 09月 【32件】
2011年 08月 【32件】
2011年 07月 【32件】
2011年 06月 【27件】

チワワドラ最近記事
チワワドラ生き様(全記事)
「七剣聖の映画ポスター」リンク集
  • 世の中に多様な映像スターの概念を定着させ、映画だけではなくテレビドラマ、時代劇映画、時代劇のテレビドラマ、映像芸能の世界に大きな足跡と幅広い影響を賞賛して「七剣聖の出演映画のポスター」を作成

  • 7名の総主演映画数は最低でも1600作、総出演数は2400作に上り、これは世界歴代に前人未到の功績

  • 片岡千恵蔵 市川右太衛門 長谷川一夫 嵐寛寿郎 阪東妻三郎 大河内傳次郎 月形龍之介を歴代トップ7と称して『七剣聖』と呼ぶ(左から主演数順)
  • 七剣聖のほかに、片岡千恵蔵 市川右太衛門 長谷川一夫 嵐寛寿郎 阪東妻三郎 大河内傳次郎を『時代劇六大スター』(時代劇形成の戦前1920年代後半から1940年代かけてトップ6の意味と大きな活躍、その黄金期から戦後にかけて)と呼ぶこともあり
  •  
  • 特に観客動員1位の東映は片岡千恵蔵と市川右太衛門のトップ、長谷川一夫は大映のトップとして戦後の映画黄金期(特に7年連続観客動員8億人の1955~1961)に多大な貢献と活躍、多くの後輩やテレビドラマにも大きく影響
  • これらは未来や海外に伝えるべき重要な事実
  • チワワドラからの旅立ち