FC2ブログ

チワワドラのテレビドラマ愛好世界

「おはよう~こんにちわ~こんばんわ~おやすなさい~」のチワワドラがドラマや映画の明るい未来のために愛好世界の精神で盛り立てる新世界ブログ

2大視聴率30パーセント 刑事ドラマの形成貢献のTV名匠と映画巨匠チーフとそのセカンド





知られざるテレビドラマの名匠の現実に迫ります。前回記事の『非情のライセンス』第1シリーズの40話「凶悪の望郷」の監督についてです。彼はWikipediaが存在しない活躍者です。「2大視聴率30パーセント 刑事ドラマの形成貢献のTV名匠と映画巨匠チーフとそのセカンド」ス、ッ、スタートです。





前回記事⇒「凶悪の望郷」の鍵と扉 平成最後はテレビドラマに多大影響を与えているアノ男が大トリを飾る






ナショナルに込めた想い? 特撮ドラマの有名作『ナショナル・キッド』の斬新なテーマ






永野靖忠は東映の特撮30分ドラマの『ナショナル・キッド』(1960~1961)の助監督を経て、1960年代に『特別機動捜査隊』(1961~1977)、『鉄道公安36号』(1963~1967)と東映の初期のヒット刑事ドラマの監督で多数の監督担当、実積を積み、天知茂の最初のテレビドラマ主演代表作ともいわれる『悪の紋章』(1965~66)と『七つの顔の男』(1967~1968、高城丈二が主演。片岡千恵蔵の映画「多羅尾伴内シリーズ」のテレビドラマのリメイク作)でチーフ監督、『白い巨塔』(1967、佐藤慶の主演版、山崎豊子原作)、東映特撮30分ドラマの名作の『人造人間キカイダー』(1972~1973)、『キカイダー01』(テレビドラマ版、1973~1974、永野靖忠はチーフ監督)に参加、ほぼ東映のテレビドラマ監督の一筋でした。

残念ながら映画監督のクレジット表記としては1973年の『キカイダー01』(映画版)のみです。テレビドラマでは活躍しましたが映画ではチャンスもほぼなく、活躍はできませんでした。




ナショナルキッド DVD-BOX デジタルリマスター版
ナショナルキッド DVD-BOX デジタルリマスター版

東映(東映テレビプロダクション)とNET(現テレビ朝日系列)の初期の特撮ドラマの有名作『ナショナル・キッド』(1960~1961)、永野靖忠は助監督で参加、TBS系の「水戸黄門」や東映の数々の有名テレビ時代劇を脚本を担当した名脚本家の宮川一郎も参加、地底人、宇宙人、海底人などの現代でも斬新なテーマにこの1作で挑戦し、SF要素もふんだん、今観ても斬新な挑戦に教わることが多い作品です。

このドラマはスポンサーの松下電器(現・パナソニック)の「ナショナル」ブランドをタイトルに使用し、当時の子どもにブランド名のイメージ、印象を植え付けたい意志の現われを感じさせます。







さらに天知茂のテレビドラマの上位代表作『非情のライセンス』(第1~3シリーズ、1973~1980、永野靖忠はシリーズの事実上のチーフ監督)、『特捜最前線』(1977~1988、重要な1話などに参加)、松竹の「必殺シリーズ」の現代劇版『ハングマンシリーズ』(第1~6シリーズ、1980~1987 第2と第3シリーズの新ハングマンはチーフ監督)、その後1977~1992年まで2時間ドラマが基本的な活動場所になり、2時間ドラマの監督を主軸としながら『はぐれ刑事純情派』の第1シリーズ(1988)にも参加しています。永野靖忠は東映のテレビドラマに貢献した名監督といえる実積の持ち主です。

*チーフ監督はそのドラマの形成にもっとも関与、1話を担当したり、重要な話数、そのドラマでもっとも多く監督を担当するなどの要素があり、事実上のドラマ映像化の生みの親としてもっとも貢献している監督を指す。





永野靖忠の主なテレビドラマ監督としての有名作品の参加数






永野靖忠は多くのテレビドラマの代表的作品に参加しています。そのなかでもやはり刑事ドラマへの貢献が大きなものだといえるでしょう。




永野靖忠の主なテレビドラマ監督としての有名な参加作品

『タイトル』      (放送期間)  簡単なジャンルや要素
特別機動捜査隊』(1961~1977)  刑事、サスペンス *最高視聴率30パーセント越え
鉄道公安36号』(1963~1967)   サスペンス、捜査官、鉄道 *最高視聴率30パーセント越え
悪の紋章』(1965~1966)  サスペンス、捜査、復讐
七つの顔の男』(1967~1968)  探偵、ヒーロー、捜査、刑事、アクション
白い巨塔』(1967)  医療、サスペンス
『人造人間キカイダー』(1972~1973)  特撮、ヒーロー
『キカイダー01』(1973~1974)  特撮、ヒーロー
「非情のライセンスシリーズ」(第1~3シリーズ、1973~1980)  
                    刑事 ハードボイルド、アクション  *高視聴率
『特捜最前線』(1977~1988)  刑事、サスペンス *高視聴率
「ハングマンシリーズ」(第1~6シリーズ、1980~1987)  裁き、汚職、事件 *高視聴率
『はぐれ刑事純情派』(第1シリーズ、1988) 刑事、サスペンス *高視聴率




永野靖忠の大きな実積としては最高視聴率30パーセントを越した『特別機動捜査隊』(1961~1977)と『鉄道公安36号』(1963~1967)の初期の刑事ドラマの2作に多数参加、貢献したことは大きく、この2本は日本の刑事ドラマの確立に大きく貢献したといえるでしょう。

天知茂の最初のテレビドラマの主演代表作の『悪の紋章』(1965~1966)は天知茂ののちの「非情のライセンスシリーズ」シリーズや長編ドラマシリーズの「江戸川乱歩の美女シリーズ」(1977~1985、明智小五郎の探偵ドラマ)につながる最初の部分に大きな貢献したという位置づけになります。天知茂はこの『悪の紋章』をきっかけにテレビドラマの主演俳優としての活躍の路線を事実上のスタートさせたのですから、この部分だけでも永野靖忠は影の功労者です。


次に『七つの顔の男』(1967~1968)と『白い巨塔』(1967)は二つとも映画がヒットした有名作です。後者の『白い巨塔』は田宮二郎の主演などで映画と2000年代までいくつかのテレビドラマが作られています。実はこのテレビドラマ『白い巨塔』(1967、東映製作)は田宮二郎の主の映画『白い巨塔』(1966、監督は山本薩夫)の翌年にテレビドラマ化され、主演の佐藤慶は第5回ギャラクシー賞第1回期間選奨受賞対象とあります。このドラマは『白い巨塔』の初のテレビドラマ化作品でした。テレビドラマ『白い巨塔』(1967)映画の名匠の関川秀雄がもっも重要な1話や2話などを手掛けた事実上のチーフ的立場だったと考えられ、永野靖忠はこの流れを受けた途中、中継監督、セカンド的立場だったようです。







『白い巨塔』のテレビドラマにも参加 忘れ去られた巨匠関川秀雄






関川秀雄は1938年から1942年の東宝映画の製作主任を経て、 戦後に戦争の影響でデビューが遅れる不運に見舞われ、東映映画中心に独立映画路線の活動の流れをたどることになります。

1951年の鉄道の記録映画、ドキュメンタリー要素の名作『鉄路に生きる』は1952年ヴェネツィア国際映画祭の教育映画部門で高く評価され、東映初の超大ヒット戦争映画、ドキュメンタリー要素『日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声』やベルリン映画祭長編劇映画賞受賞のキュメンタリー要素、名作独立映画『ひろしま』、


*『日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声』は東映の重役兼映画スターだった片岡千恵蔵や市川右太衛門に製作やその公開を反対されたという有名なエピソードが残されています。日本人を苦しめた戦時下、国民に苦しい感情を呼び起こさせますし、千恵蔵や右太衛門自身も戦中に現実に作りたい映画か作れず苦しんだわけで、無理もない普通な反対でした。このエピソードは東映映画で活躍した巨匠の沢島忠もインタビュー番組で話していました。


名作教育映画、児童映画、ドキュメンタリー要素『トランペット少年』(製作=東映教育映画部、配給=東映)、ドキュメンタリー要素の刑事映画「警視庁物語シリーズ」の3、4作目、東映の児童向け娯楽映画「少年探偵団シリーズ」の3、4作目を手掛け、ドキュメンタリー要素が強い1969年度邦画興行ランキングの2位の大ヒット映画『超高層のあけぼの』(東映の配給)などの多くの幅広い代表作を残しました。1960年『鉄道開通88周年記念映画 日本の動脈』では監修


関川秀雄は東映のスター路線以外の映画の形成や児童映画、独立映画の活躍、ドキュメンタリー映画の発展に幅広く貢献しました。大まかな代表作は10作を越しており、確実に名匠、考え方次第では巨匠といえる人物でしょう。監督数は53作、幅広い貢献やジャンル、確実な代表作の多さ、競争力が高いレベルの時期の日本映画界なので巨匠といえる要素は強いです。



白い巨塔 DVD-BOX 第一部
ポニーキャニオン (2004-03-03)
売り上げランキング: 4,887


永野靖忠や関川秀雄が監督で参加した『白い巨塔』(1967)の2000年代の映像化版、現代風に高視聴率を記録したフジテレビで放送の唐沢寿明の主演版「白い巨塔」






永野靖忠の関与から合流へ 千恵蔵の『七つの顔の男』と高城丈二の『七つの顔の男』が生んだ奇妙な縁





高城丈二の主演『七つの顔の男』(1967~1968)は片岡千恵蔵の数多くある映画の代表シリーズの一つ『多羅尾伴内シリーズ』(別名・七つの顔の男シリーズ)のテレビドラマ化版です。ここで永野靖忠と片岡千恵蔵の縁が生まれています。


このテレビドラマ『七つの顔の男』の監督参加時点では直接は関与していませんが、片岡千恵蔵の映画のテレビドラマの映像化を担当している関連が生まれ、のちに『非情のライセンス』第1シリーズの40話「凶悪の望郷」(1973年放映)で片岡千恵蔵のゲスト回を監督することになります。5年越しに実現した、いや実現してしまった映画とテレビドラマの隔てた関わりからテレビドラマで合流、2人の関わりは奇妙、不思議な縁を感じさせます。



2019.2.10にこの記事の裏記事公開
歴代Gメン大集合 「にっぽん」「サイコロ」「宇宙」『Gメン'75』『Gメン'82』から幻のGメン長編





映画の姉妹ブログ 
「多様性の超鬼」 140作90年の国民的映画次郎長27作の墓標


3500万人ヒット映画の予告編に「植木千恵」の名前がクレジットされるスーパー名誉



にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
励みのポチヨロシク↑→
  

関連タグ : 鉄道公安36号, 特別機動捜査隊, 佐藤慶, 最高視聴率30パーセント, 永野靖忠, 七つの顔の男, 関川秀雄, 白い巨塔, 悪の紋章, ナショナル・キッド,

[ 2019/01/28 19:19 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(5)

「凶悪の望郷」の鍵と扉 平成最後はテレビドラマに多大影響を与えているアノ男が大トリを飾る



平成最後の冬、最後の年末、日本人にとってはかけがえなく大きく大切なものだとわたくしチワワドラは考えています。この時代に生きている、存在している、存在したことの証なのですから、そんな最後の12月の最後の記事、やはり日本の映画やテレビドラマにもっとも幅広く、深く数多く貢献した”あの男で大トリを飾る”ことになりました。



15年ぶりに視聴した『非情のライセンス』第1シリーズの40話「凶悪の望郷」は15年ぶりくらいに視聴しまたが実に素晴らしい回でした。ゲストの個性を最大限に活かし、見せたい部分をきちんと見せ、展開が読めても楽しめる、よけるからこそよい、清清しさ、今や展開の見えない視聴者への煽りやハラハラばかりで描くことのほうが安易で安っぽいからです。展開の引っぱり芸中心などアメリカの真似程度にほかなりません。



テレビドラマ1話分の44分ほどの内容(『非情のライセンス』第1シリーズ40話「凶悪の望郷」の劇中分数)で描けることには限度があります。だから多くの深みや重複製はこの短時間、1時間弱の劇中分数の中で大きな鍵となります。ドラマファンでなければただ視聴しただけ、一時的な娯楽として特色や重要な部分を見逃しがちだからです。

40話「凶悪の望郷」もやはりテレビドラマの黄金期の1970年代、テレビドラマ全体に名優がもっとも多く存在したコトが大きな鍵となっています。



<「凶悪の望郷」の鍵と扉 平成最後はテレビドラマに多大影響を与えているアノ男が大トリを飾る>の開店です。




前回記事⇒国民的2大探偵 金田一耕助俳優&明智小五郎俳優の秘蔵師弟関係






非情のライセンス』第1シリーズ 40話 「凶悪の望郷」 主演 天知茂





40 「凶悪の望郷」 
脚本=今村文人 監督=永野靖忠



<「凶悪の望郷」の全キャストクレジット表記順>

会田刑事=天知茂 竜巻太郎=左とん平 木村秋子、松井洋子=大川栄子 戸塚修=今井健二 沼本平吉=由利徹 歌手=内田あかり 上野=山岡徹也 桂=長谷川弘 岩田刑事=岩城力也 組員A=団厳 幹部=五野上力 大月優子 木村弓美 佐々木順子 今村昭信 松沢勇 松下昌司 鈴木義紀 擬斗=加賀麟太郎 マダム=星美智子 須藤=倉岡伸太朗 真中=加藤嘉 マダム=星美智子 須藤=倉岡伸太朗 真中=加藤嘉     松井良作=片岡千恵蔵(特別出演)





<「凶悪の望郷」の全キャストクレジット表記順と内訳>


会田刑事=天知茂(主演)

竜巻太郎=左とん平(準レギュラー)

木村秋子、松井洋子(二役)=大川栄子(この話の事実上のヒロイン的扱い)

戸塚修=今井健二 沼本平吉=由利徹 歌手=内田あかり 上野=山岡徹也 桂=長谷川弘 
岩田刑事=岩城力也(準レギュラー) 組員A=団厳 幹部=五野上力 

大月優子 木村弓美 佐々木順子 今村昭信 松沢勇 松下昌司 鈴木義紀(役名の表記なし) 

擬斗=加賀麟太郎(現在だと擬闘表記が多い、もちろん擬斗なので出演はしていない)

マダム=星美智子 須藤=倉岡伸太朗 

真中=加藤嘉(かなりの名優のため単独表記)


松井良作=片岡千恵蔵(特別出演) もちろん単独表記、中央画面に主演の会田刑事=天知茂よりも画面に大きく表示の大トリ





非情のライセンス』第1シリーズ 40話 「凶悪の望郷」はゲストの片岡千恵蔵と縁がある俳優が多数出演しています。この部分がこの話数の大きな特色です。



非情のライセンス 第1シリーズ コレクターズDVD VOL.2 <デジタルリマスター版>


非情のライセンス 第1シリーズ コレクターズDVD VOL.2 <デジタルリマスター版>
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) (2018-05-09)
売り上げランキング: 37,468






ゲストの片岡千恵蔵と縁がある俳優が多数出演が鍵 左とん平岩城力也パート






竜巻太郎=左とん平 岩田刑事=岩城力也の両名は『非情のライセンス』第1シリーズの準レギュラーです。この2人はあまり関係はありません。岩田刑事役の岩城力也は脇役俳優として活動し、俳優人生でほぼ目立つ作品がない人物でしたが、この『非情のライセンス』はセリフや出番が明確に認識できる準レギュラーとして存在感を部分的に放ち、最大の代表作としています。この40話でも一場面を任せられている箇所があります。


左とん平は主に喜劇俳優として活動し、1970年に映画やドラマに多く出演の自身の全盛期、いくつかのヒット作に助演、ほぼ脇役で出演、この『非情のライセンス』シリーズにおける出演も彼の代表的な出演の一つで、作中の扱いや役割は喜劇要因、第2シリーズでは刑事役で登場します。




ゲストの片岡千恵蔵と縁がある俳優が多数出演が鍵 星美智子と倉岡伸太朗パート





星美智子は戦前から片岡千恵蔵の”千恵蔵映画”の大ファンだったことを明かし、東映時代劇中心の1950年代から1960年代にかけてに活躍した東映中心のヒロインや助演の女優です。実姉の星玲子は戦前の1930年代に日活現代劇中心に活躍したスター女優で、日活時代劇映画1939年『自来也』、別題『忍術三妖傳』(時代劇特撮と妖術=忍術的、仇討ち、明朗の要素を組み合わせた千恵蔵とマキノ雅弘のコンビの数多くある代表作の一つ)で片岡千恵蔵のヒロインを務めたことがあり、星美智子はこの頃からのファンのようです。


*”千恵蔵映画”=実際に千恵プロ時代の膨大な映画群にこのクレジットあり


片岡千恵蔵を恩師の一人としている2018年に死去した名女優の赤木春恵は、NHKのラジオインタビューの中でお通(千恵蔵の宮本武蔵のヒロイン、戦中版宮本武蔵の監督は時代劇映画の大巨匠の伊藤大輔)との別れのことを話していましたが、この別れのシーンは戦中の戦地へ死ににゆく男性を見送る女性の悲しみと連つけて、男女の別れが描かれました。片岡千恵蔵は戦前と戦中の大ヒット映画「宮本武蔵シリーズ」でも多くのファンを生んだようで、星美智子も視聴していたことでしょう。『非情のライセンス』第1シリーズ40話「凶悪の望郷」の星美智子の出演は、とあるバーのマダム役で千恵蔵の特に序盤のシーンに登場しています。


倉岡伸太朗(別名義・倉丘伸太朗)は片岡千恵蔵が目にかけていた俳優の一人とも言われています。彼は千恵蔵のテレビドラマ主演の代表作的なテレビ時代劇『軍兵衛目安箱』(1971)で黒田軍兵衛の部下役を演じ、共演しています。千恵蔵の演じた黒田軍兵衛は脚本の結束信二が軍師の黒田官兵衛(黒田孝高)をデフォルメしたキャラクターだと考えられます。結束信二は片岡千恵蔵の映画時代に多くの縁がある名脚本家の一人です。「凶悪の望郷」では千恵蔵演じる役柄の過去の事件と関与しており、師と後輩の2人の共演シーンが作られています。





ゲストの片岡千恵蔵と縁がある俳優が多数出演が鍵 今井健二 加藤嘉 再び左とん平パート





真中=加藤嘉は大映から東映で作られた「千恵蔵のギャングシリーズ」や「多羅尾伴内シリーズ」に多数助演し、個人的にも視聴していますが、刑事役を多く演じているなど、千恵蔵にかなり世話になった人物の一人です。大女優の山田五十鈴の最後の夫で映画の名優です。今井健二(今井俊二)は片岡千恵蔵治世、天下の東映映画の後輩として、同期に高倉健、丘さとみなどの東映ニューフェイス第2期生としてデビュー、この時点で影響を受けていたということが言えるでしょう。千恵蔵の代表作だと「千恵蔵のギャングシリーズ」の名作『最後の顔役(1963)』と1963『ギャング忠臣蔵』に脇役で出演。



左とん平は関係ないと書きましたが、間接影響に関与しています。それは1969年の松竹映画『七つの顔の女』(岩下志麻主演)に出演しています。 『七つの顔の女』は片岡千恵蔵の現代劇映画の代表作シリーズの一つ「多羅尾伴内シリーズ」(別名「七つの顔の男シリーズ」の影響作の一つです。また、40話「凶悪の望郷」劇中のある場面で左とん平演ずる竜巻太郎が多羅尾伴内のことを話す場面が存在しており、印象に残る場面の一つといえるでしょう。





ゲストの片岡千恵蔵と縁がある俳優が多数出演が鍵 由利徹パート





由利徹は東宝の喜劇時代劇映画でも存在感を残した全般は喜劇俳優ですが、東宝喜劇時代劇は片岡千恵蔵が1930年代に旋風を起こしたナンセンス時代劇映画の影響受けています。


片岡千恵蔵の特に伊丹万作とのコンビ(当時のキネマ旬報ベストテンランクインや他のベストテン賞に多くがランクインするなどの高い評価や大影響)で1930年代中心に大当たりしたナンセンス時代劇、ナンセンス時代劇映画がありましたが、1938年にピー・シー・エル映画製作所(=略称はP.C.L.)を経て創立した東宝では、喜劇三大俳優の榎本健一や古川録波(古川ロッパ)、柳家金語楼が千恵蔵のナンセンス時代劇映画の影響を受けた東宝は喜劇時代劇、喜劇時代劇映画を形成、


戦後からは森繁久彌なども東宝喜劇時代劇で活躍、由利徹も助演でいくつかの東宝喜劇時代劇映画に出演、森繁久彌も千恵蔵の影響(千恵蔵が形成したナンセンス時代劇の影響を受けた当方の喜劇時代劇映画でも活躍)を本人や自分の演技を見出したマキノ雅弘(千恵蔵とマキノ雅弘の特に戦前の名コンビの恩恵、そのマキノ雅弘の力で東宝「次郎長三国志シリーズ」の助演の森の石松が映画最初の当たり役、しかも森の石松は千恵蔵もハマリ役の一つにしている役)を通じて幅広く影響を受けています。由利徹もこの頃にいくつかの東宝喜劇時代劇に出演を果たしている間接的な恩恵を受けています。


また、由利徹の東映出演作では千恵蔵の直属後輩の高倉健が主演した「網走番外地シリーズ」に多数助演し、間接的な影響を受けていたことになります。

ちなみに上記部分で登場させた伊丹万作つながりで少し逸れますが、千恵蔵がいなければ現在もマスコミが誇張して取り上げる伊丹十三もいませんでした。その影響は父の実積(千恵蔵×万作のコンビの大成功)が自分の映画製作と活動の路線に大きな影響を与えているからです。





ゲストの片岡千恵蔵と縁がある俳優が多数出演 開いた扉(=まとめ)






最後に前回、前々回の関連記事でも取り上げていますが、主演の会田刑事役の天知茂も自分の活動や路線に影響を受けています。

そんなことで40話「凶悪の望郷」はゲストの片岡千恵蔵と縁がある俳優が多数出演していますし、表上はゲスト扱いですが、事実上の主演としても描かれています。これが凄く面白い部分です。2018年の最後の記事、平成最後の12月、やはり大トリにふさわしく、映画だけではなく、テレビドラマにも大きな影響を現代も数多く与えている超大俳優の片岡千恵蔵になりました。


映画ブログはマキノ雅弘であり、わたくしチワワドラとしてはふさわしい記事の最後だと感じています。




裏記事の公開 2019.1.8 ↓
刑事ドラマにつながるGメン映画のキズナアイの理由




姉妹の映画ブログの新記事 やはり最後の最後はこのドラマ記事は千恵蔵、下記の映画はマキノ雅弘の両大巨搭がお出ましだ
生誕110年天下大巨匠マキノ雅弘伝 浪人旋風影響に黒澤明 近衛十四郎 三船敏郎 阪東妻三郎






「多羅尾伴内」の七つの顔の男と「名探偵コナン」の安室透のトリプルフェイス まさかのパクリ疑惑





多羅尾伴内―七つの顔の男
関 貞三
ワイズ出版
売り上げランキング: 1,048,129


片岡千恵蔵は時代劇中心映画俳優だからできる身のこなしと独自な整い美、製作者としての自己や映画のプロデュース力、突き抜けた個性を魅力的に見せるため複数要素をふんだんに詰め込んだ多彩さ、世界中の他の誰にも真似できない独自な映画、”千恵蔵映画”が「多羅尾伴内シリーズ」でした。



アニメ映画「名探偵コナン」の安室透(声・古谷徹)=トリプルフェイスの異名のキャラクター(役柄)は多羅尾伴内(俳優・片岡千恵蔵)=七つの顔の男(戦後直後から大ヒットした大映と東映の映画シリーズ)の異名から来ています。名探偵コナンはほかにも数多くの元ネタがあるキャラクターが登場します。これまでも銭形平次やシャーロックホームズ、明智小五郎など多数の元ネタを持つキャラクターが登場、

そして今回は安室透のトリプルフェイス(三つの顔の男)、元ネタは名探偵の多羅尾伴内=「七つの顔の男」なのです。これは「名探偵コナン」の原作者の青山剛昌の良い意味でのリスペクトであれば良いのですが、悪く言えば青山剛昌、日本テレビ、映画配給の東宝のパクリとも考えられてしまいます。



にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
励みのポチヨロシク↑→
  

関連タグ : 非情のライセンス, 天知茂, 左とん平, 岩城力也, 星美智子, 今井健二, 由利徹, 名探偵コナン, マキノ雅弘, 片岡千恵蔵,

[ 2018/12/24 23:42 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(2)

国民的2大探偵 金田一耕助俳優&明智小五郎俳優の秘蔵師弟関係










横溝正史の金田一耕助の初映像化である初代「金田一耕助シリーズ」(1947~1957、6作から総集編や改修版など含めると11作説)で金田一耕助役を映画で演じて、原作有の探偵概念を初めて日本の映像史に定着された片岡千恵蔵、当時概念の観客動員もそこそこの数字を記録して、千恵蔵の十八番の一つとも記録が残さされています。その後、多くの俳優で映画やテレビドラマ化、現在も(2018年はNHKで70年以上にわたって)映像化されています。


そのライバルともいえる有名な探偵の明智小五郎役を「江戸川乱歩の美女シリーズ」(テレビドラマ長編が全25本、1977~1985)を映像化で定着させた天知茂、明智小五郎役は映画でもそれまでも映像化されていましたが、具体的にヒットさせたという面では天知茂が大きな存在でした。その後、テレビドラマでも多く映像化、明智小五郎は映画だとカルト路線として作られています。


互いが実積の一部に探偵概念の縁や共通点のある俳優同士であり、刑事や探偵、時代劇で関わりがあった大先輩と後輩です。今回はさらにもう数歩は片岡千恵蔵天知茂の関係に迫れたらと考えています。「国民的2大探偵 金田一耕助俳優&明智小五郎俳優の秘蔵師弟関係」スタートです。






この記事の前記事(事実上の1)⇒国民的テレビ時代劇「大岡越前」がつないだ歴代大先輩と次世代を担う後輩と45年間の共同キセキ



千恵蔵と天知に関する前回の正当な前記事(事実上の2)⇒国民的テレビ時代劇「大岡越前」がつないだ歴代大先輩と次世代を担う後輩と45年間の共同キセキ

*下記の今回が3つめ




片岡千恵蔵の1時間連続ドラマのゲスト出演 縁がある後輩俳優の3つのテレビドラマ





さらにもう一つ、決め手とも言える大先輩と後輩の親交のつながりを示す大きな証拠が存在しています。それが刑事ドラマの名作の『非情のライセンス』です。片岡千恵蔵はテレビドラマに多数出演しましたが、。ほとんどがテレビ時代劇であり、現代劇にはほとんど出演しませんでした。






片岡千恵蔵の1時間連続ドラマのゲスト出演

非情のライセンス』第1シリーズ 40話 「凶悪の望郷」 主演 天知茂 1973年12月に放映
『桃太郎侍』(高橋英樹版) 221回 「どうぞお縄を………」 主演 高橋英樹 1981年1月に放映
『銭形平次』(大川橋蔵版) 768回 「平次 潜入大作戦」  主演 大川橋蔵 1981年6月に放映




片岡千恵蔵の1時間連続ドラマのゲスト出演は上記の3つのみ、個人的に3つとも視聴済みです。時代劇は『桃太郎侍』と『銭形平次』の2つ、現代劇はなんと『非情のライセンス』のただ1度だけであり、2人には何かに通じた部分があったのでしょう。片岡千恵蔵は戦前から時代劇概念の形成と牽引に尽力した国民的映画スターであり、戦前から日本の芸能界を牽引してきた大人物、なんの関わりもない人物のテレビドラマ作品にはほぼ出演していません。





片岡千恵蔵 著作権配慮

*上記写真は片岡千恵蔵が『非情のライセンス』の40話「凶悪の望郷」で演じた松井良作役のクレジットが登場したシーン、最近の俳優は韓国や日本にも多いが、少し活動したクラスの実積の俳優が軽く特別出演の扱いされることがありますが、彼は正真正銘の超大俳優であり、(特別出演)は事実で当然でした。著作権侵害の配慮のため、顔は隠しています。








後輩の3スター天知茂高橋英樹大川橋蔵と共演の意図と関わり





非情のライセンス』の天知茂、『桃太郎侍』の高橋英樹、『銭形平次』の大川橋蔵の3名はそれぞれに何らかの縁があった人物です。『銭形平次』の大川橋蔵は東映映画時代の直属の後輩の大物スター俳優、映画共演数も数十作にのぼりますし、高橋英樹とは映画を含めると日活映画の後輩や時代劇そのものの後輩ですし、テレビ時代劇の秀作『編笠十兵衛』(1974~75、東映とフジテレビ系)と『十手無用-九丁堀事件帳-』(1975~76、東映と日本テレビ系)で高橋は主演、両方とも千恵蔵は準レギュラーで全話(特別出演)の関係で多く共演しています。もちろん互いに全話視聴済みですが、両方とも素晴らしい作品でした。千恵蔵はその流れで『桃太郎侍』に出演していました。


天知茂とも何の関わりもないと出演はしないクラスの大俳優ですから、大岡越前(第1~3部)の共演があったことが大きく影響していると考えるべきでしょうし、それが縁で出演したということが現実だと考えることが普通でしょう。


今回、この記事のこともありますが、『非情のライセンス』の40話「凶悪の望郷」を15年以上ぶりに視聴しました。上記”片岡千恵蔵の1時間連続ドラマのゲスト出演”からもわかりますが、テレビドラマ現代劇のゲスト出演はこの『非情のライセンス』の第1シリーズの40話のみで、天知茂との共演は凄く貴重なものだったことがわかります。二人が初めて共演した「大岡越前」第1部~第3部(1970~1973)の第3部は1973年1月に終了、その後、11ヶ月ほどを経て、『非情のライセンス』の40話(1973年12月に放映)に出演したことになり、このことからも天知茂の片岡千恵蔵への大きな尊敬が伺える部分です。






「非情のライセンス」は「太陽にほえろ!」よりもハードボイルド路線 そして対話や対面劇の要素





そもそも『非情のライセンス』の第1シリーズは1973年4月から1974年3月の毎週木曜日22時台に1年間の全52話が放送され、全体は刑事ドラマジャンル、『太陽にほえろ!』(1972~)などに反して、比較的に多く描かれる刑事同士の人間関係や人情要素というよりは殺人事件やヤクザや拳銃、盗難、政治家の汚職などの題材をアクションや銃撃を交え刺激的、過激的に動を描いて、ハードボイルド刑事ドラマとも題されていましたが、それに反して静の部分的に対話や対面劇の要素も存在しており、特に大物ゲストが参加した場合はこのような対話や対面劇の要素が強くなることがあります。



千恵蔵がゲスト出演した40話「凶悪の望郷」は1973年の12月13日(大安)に放送され、ちなみに当時のカレンダーを捜して確認しています。この話数もゲストとの共演ぶりを描きながら捜査を行いつつ、ゲストの出番と事件の一端を解決させる内容です。




江戸川乱歩の美女シリーズ Blu-ray BOX
キングレコード (2015-06-24)
売り上げランキング: 17,929

天知茂の当たり役の明智小五郎役は、1985年の死後以降の「江戸川乱歩の美女シリーズ」の流れだと、北大路欣也や西郷輝彦が演じていますが、彼ほどの評判を呼ぶことはできませんでしたし、こわもてながら芯のある紳士さと心根の温かさを秘めた彼の明智小五郎は定着していました。25本13つの大量のDISCは本当のドラマファンに価値があるものです。





今回の記事の裏道記事
2018-12-04 刑事ドラマに連結するGメン映画 忘れてはならない特撮テレビドラマ超貢献の名脚本家



姉妹ブログ 映画メイン
月形龍之介の助演代表作と「雄呂血」名匠 知られざる多数代表作から不思議な悲運


にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
励みのポチヨロシク↑→
  

関連タグ : 天知茂, 片岡千恵蔵, 非情のライセンス, , 江戸川乱歩の美女シリーズ, 凶悪の望郷, 金田一耕助シリーズ, (特別出演), 高橋英樹, 大川橋蔵,

[ 2018/11/24 22:09 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(6)

「相棒シリーズ」世代に贈る"東映70年間の国民的伝統芸" 刑事ドラマ信実の伝説たち









前回の流れで刑事ドラマ関連に踏み込んでしまいましたのでもう少し取り上げてみます。 80年は日本人の平均寿命に近い年数ですが、実写映像史としての歴史として考えると積み重なることは極めて困難であり、限りなく長い道のりです。「相棒シリーズ」世代に贈る"東映70年間の国民的伝統芸" 刑事ドラマ信実の伝説たちと題して展開していきます。




前回記事⇒新撰組テレビドラマ珍々競演 3名製作者 3役映画巨匠




すべては「ココ」から始まったいずれは国民的伝統芸80年に迫る伝説





にっぽんGメンシリーズ」のヒットが全てのスタートといえるでしょう。「にっぽんGメンシリーズ」が作れることになった一つとして当時は時代劇映画も作れましたが、剣戟(殺陣などの刀や刃物)がGHQ(敗戦後の日本の占領政策を実施していたアメリカ国の機関)から禁止、封印されていたことが好転機となり、

戦前からすでに時代劇の大スターとして、股旅時代劇、明朗時代劇、ナンセンス時代劇、オペレッタ時代劇、オールスター時代劇、宮本武蔵映画、忠臣蔵映画などの数多くの代表作やヒット作など功績を残していた片岡千恵蔵が現代劇映画に挑戦し、大成功を収めることになりました。

すでに1946年スタートの「多羅尾伴内シリーズ」、1947年にスタートの初代の「金田一耕助シリーズ」をヒットさせていた千恵蔵にとって1948年からの「にっぽんGメンシリーズ」は現代劇映画シリーズの3つ目の成功となりました。


*映画の現代劇シリーズの3シリーズの成功は歴代最多レベルであり、時代劇俳優では歴代最多です。



大まかな流れは「にっぽんGメンシリーズ」(1948~1951の長編3作、東横映画=のちの東映の前身、監督・松田定次ら)⇒「警視庁物語シリーズ」(1956~1964、中篇24作)⇒『特別機動捜査隊』(1961~1977)⇒『特捜最前線』(1977~1988)⇒「はぐれ刑事純情派シリーズ」(シーズン制の連続は1988~2004、2005のSP)⇒「相棒シリーズ」(2000~2001はSP、シーズン制の連続は2002~現在)の現在に続くともいえます。おおまかかな流れなので「はみだし刑事情熱系シリーズ」などは含んでいません。実は2018年は「にっぽんGメンシリーズ」から70年の節目を迎えていましたし、いずれは80年に迫るはずです。






大まかな東映刑事映画や東映刑事ドラマの流れ




大まかな東映刑事映画や東映刑事ドラマの流れ(テレビはNET、テレビ朝日系のみへの簡単な影響)

映画「にっぽんGメンシリーズ」(1948~1951の長編3作) 映画 出演・片岡千恵蔵ら
映画「警視庁物語シリーズ」(1956~1964の中篇24作) 出演・堀雄二、松本克平ら
テレビ『特別機動捜査隊』(1961~1977、開始時はNET)  出演・波島進、中山昭二(=作品中盤で両名降板)
テレビ「非情のライセンスシリーズ」(1972~1980、3シリーズ分け、開始時はNET) 出演・天知茂
テレビ『特捜最前線』(1977~1988、テレビ朝日(前NET)) 出演・二谷英明ら
テレビ「はぐれ刑事純情派シリーズ」
  (シーズン制の連続は1988~2004、2005のSP、テレビ朝日) 出演・藤田まこと、梅宮辰夫ら
テレビ「相棒シリーズ
  (2000~2001はSP、シーズン制の連続は2002~現在 
   連続放送でなく基本2クール体制で何度も間が空く、テレビ朝日) 水谷豊、寺脇康文ら



「はぐれ刑事純情派シリーズ」や「相棒シリーズ」は映画も作られていますが、全体はテレビなのでテレビ扱いしています。1948年の1作目のにっぽんGメン」からスタートした「にっぽんGメンシリーズ」から2018年時点の「相棒シリーズ」まで約70年続いています。時代劇だけではなく、まさに映画とドラマを経由した日本の映像作品を代表する伝統芸です。






非情のライセンス 第1シリーズ コレクターズDVD VOL.1 <デジタルリマスター版>
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) (2018-04-11)
売り上げランキング: 29,049


ついに商品化されていた。天知茂の「江戸川乱歩の美女シリーズ」と並ぶ2大代表作シリーズの「非情のライセンスシリーズ」(全3シリーズ)から「非情のライセンス 第1シリーズ」の最初のVOL.1 です。個人的にはほぼCS放送のスカパーで全シリーズのほとんどを録画済ですが、(2018-04-11)からと登録がありますから東映がようやく商品化した模様です。


これで今しか知らない、観たことがない相棒世代のテレビドラマの視聴者や映像ファンも視聴が比較的簡単に視聴可能となりました。名優・山村聰渡辺文雄、喜劇路線の左とん平と天知茂の掛け合いの名演や豪華ゲストとの共演などもよみがえります。いやー未だに今よりも正直面白いです。








ついに天知茂の「非情のライセンスシリーズ」が相棒世代に届く日が実現





大まかな東映刑事映画や東映刑事ドラマの流れ(テレビはテレビ朝日系のみへの簡単な影響)へ、今回は同じテレビ朝日系で東映製作の天知茂の主演した「非情のライセンスシリーズ」も含めてみました。有名ですが、天知茂は1950年代後半に怪談映画などのいくつかの代表作を残した新東宝映画時代を経て、初期のテレビドラマに多数出演し、1966年の日本テレビ系の刑事もの『一匹狼』(読み・ローンウルフ、全38話)で東映の連続テレビドラマに初主演、音楽はのちの「大岡越前」の音楽も担当する山下毅雄で、主題歌も自身が歌いました。


*天知茂の1960年代のテレビドラマの代表作『悪の紋章』(1965~66、東映とNET)は全体設定が元刑事なのでこの記事では刑事扱いしていません。


そうなのです。放送局は日本テレビとテレビ朝日系で異なりますが、のちの1972年からスタートする『非情のライセンス』も刑事ドラマで、本人による主題歌、さらに一匹狼の刑事の設定という部分まで同じです。『一匹狼』が「非情のライセンスシリーズ」の試作的なテレビドラマとなったともいえます。




天知茂は東映の「非情のライセンスシリーズ」の一匹狼の刑事役を演じてテレビドラマのブレイクを果たしました。さらに長編ドラマで25作を越し、高視聴率の成功を収めた「江戸川乱歩の美女シリーズ」(1977~1985)の明智小五郎役も当たり役といわれました。金田一耕助と明智小五郎は日本二大探偵です。某WIKIでは神津恭介も含めて日本三大探偵とありますが、個人的にはこれは否定派です。神津恭介は映像化で国民的に大成功をおさめていませんから、この結論は明らかにおかしい事実と考えています。







刑事物の草分けの一つ「警視庁物語シリーズ」と生みの親




警視庁物語 魔の伝言板
長谷川公之
春陽堂書店
売り上げランキング: 1,776,046




上記は「警視庁物語 魔の伝言板」は1958年の映画8作目の『警視庁物語 魔の伝言板』の文庫版です。長谷川公之は映画「警視庁物語シリーズ」24作のすべての脚本を手掛けた人物としても知られ、テレビドラマの『七人の刑事』、江戸川乱歩の美女シリーズなどのヒット作に脚本で参加しました。現在ではボチボチ存在していますが、自身の警視庁で勤めた経験などを映像作品に活用した当時では珍しい人物でした。


「警視庁物語シリーズ」は公開当時、それまでの刑事ものの基本だった片岡千恵蔵など主演俳優の魅力や個性で描く要素や他の映画の監督の作家性で描く要素を極力抑え、ゲスト側の被害者や犯人側、周囲の巻き込まれた人々に焦点を当て、ドキュメンタリー要素が強く描かれて高く評価され、当時の映画特別賞も受賞しています。




裏側も公開 2018.11.7 秘められた大記録に大名優同士の共同の美談とそのキセキ
前回の裏側⇒国民的テレビ時代劇「大岡越前」がつないだ歴代大先輩と次世代を担う後輩と45年間の共同キセキ




マスコミがきちんと取り上げない映画の数々の記録や真実たち 映画の姉妹ブログ
  ↓     ↓
通産映画1200作の三大名優の月形龍之介と沢村国太郎と光岡龍三郎

  ↓     ↓
日本を代表する少女子役と植木千恵と少女役女優のトップのメアリー・ピックフォードのキセキの競演





にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
励みのポチヨロシク↑→
  

関連タグ : 相棒シリーズ, 天知茂, 長谷川公之, 神津恭介, 江戸川乱歩の美女シリーズ, 金田一耕助シリーズ, 非情のライセンス, にっぽんGメン, 山村聰, 渡辺文雄,

[ 2018/10/22 22:49 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(7)

新撰組テレビドラマ珍々競演 3名製作者 3役映画巨匠






ギネス記録は世界記録と異なることをご存知でしょうか。これもいずれ取り上げたいところですが、たとえば田中絹代の映画ヒロイン数はあくまでギネス記録のレベルでは1位扱いですがこれは世界1位ではありません。松竹という巨大な映画会社とテレビ局の権力のなせる技もあるでしょうが、虚構といえばj虚構、今回もテレビと映画の意外なつながりに迫ります。「新撰組テレビドラマ珍々競演 3名製作者 3役映画巨匠」出走です。






下記部分は前回の続きです。



佐伯清と鶴田浩二のテレビドラマにおける関り
東映とNET  『新・日本剣客伝』 4話前後編の2週分  1969 鶴田浩二、藤純子(冨司純子)など
東映とCX 『新選組(1973)』  鶴田浩二栗塚旭など 1973 全19回中2回に参加
東映とNET 『次郎長三国志(1974)』 1974 全23回中3回参加 鶴田浩二、松尾嘉代など





3作とも全て東映のテレビドラマの時代劇、回数は『新・日本剣客伝』で2話分、『新選組(1973)』で2話分、『次郎長三国志(1974)』で3話分と通産話数は7話分であり、決して多くはありません。鶴田浩二は『新・日本剣客伝』の4話前後編の2週分において、映画で数十作で共演した藤純子(冨司純子)とテレビドラマでも共演しています。個人的にも多く視聴しているわけですが、映画は恋人役を多く演じていました。






鶴田浩二と映像化&娯楽映画&ヒットメーカーの3役の巨匠







鶴田浩二といえば有名ですが、主演映画350作ほどの大巨星の片岡千恵蔵が現代劇「地獄シリーズ」などで大きな活躍に導いたことでも知られる小沢茂弘との名コンビでも知られています。小沢茂弘は片岡千恵蔵の大ヒットギャング映画「地獄シリーズ」の貢献からさらにヒットメーカーの活躍路線に大きく突入していき、のちの鶴田浩二との出会いもここから始まるきっかけになりました。



小沢茂弘は”戦後のデビューの映画監督の最多110作”のほぼ長編映画を手掛け、1960年代から1970年代にかけて鶴田浩二ともっとも多くのコンビを形成、数多くの秀作やヒット作を残し、1960年代は新東宝から東映へ移籍してきた異色映画や娯楽映画で才能を開花の石井輝男と共に事実上の双璧となって、東映の現代劇路線を支えた事実上の名映像化監督、名娯楽映画監督、大ヒットメーカーの3役の映画巨匠であり、同時にこの記事の最初のギネス記録と重なる部分があるわけですが、戦後の一般映画の最多監督としても知られています。


東映の直属の先輩映画監督である松田定次や佐々木康の1950年代の活躍には到底及びませんが、1960年代のみの日本映画監督の中で上位の総観客動員を記録しました。


*戦後のデビューの映画監督の最多110作は”戦後のみの最多という意味”であり、戦前からの活動している監督を含めると”戦後の映画監督数は3位です。
*名映像化監督=求められる原作や原案、テーマなどの映画の映像化の実現に優れた監督であり、職人監督が多い。




その後、小沢茂弘と鶴田浩二は上記”佐伯清と鶴田浩二のテレビドラマにおける関り”にもありますが、佐伯清も監督で参加したテレビ時代劇の東映とCX(フジテレビの『新選組(1973)』でコンビ、小沢茂弘は全体を監督するチーフ監督で参加し、もっとも重要な1、2話と最終話を含む8話を担当、鶴田浩二は主演を勤めています。




燃えよ剣 第一巻【DVD】
燃えよ剣 第一巻【DVD】



名脚本家の結束信二、名音楽の渡辺岳夫、名監督の河野寿一など3名製作者など、テレビドラマの発展に多くの貢献してきた有名製作者が参加、『新選組血風録(1965)』、「用心棒シリーズ」(4作、1作目は新撰組も登場)、『天を斬る』(1969)、(=時代設定は幕末)の流れを受けた東映の初期のテレビ時代劇を代表する作品の一つです。

新選組血風録(1965)』のヒットの流れを受けて、新選組ドラマをさらに定着させた人気作品がこの『燃えよ剣(1970)』であり、今も見直してもオープニングの曲の流れと映像が斬新です。


オープニング映像は土方歳三(主演の栗塚旭)が池田屋の討入りを思わせる虚構ともいえるシーンが展開、リアルになると史実に忠実になるが、創作物の作家性を失うため、良い意味でこれも時代劇の醍醐味を表現しているといえるでしょう。

個人的には左右田一平演じる架空の人物の裏通り先生が好きでしたし、印象に残ります。裏通り先生は一説には全話脚本を手掛けた、結束信二の自画像でもあるという説も存在しています。実本人の感性が部分的に投入されているのではないでしょうか。左右田一平こと、裏通り先生は上記写真の一番右です。



鶴田浩二が主演で近藤勇を演じた『新選組(1973)』は、上記『燃えよ剣(1970)』の約3年後にフジテレビと東映で製作され、栗塚旭は2番手の土方歳三を演じています。




次回記事は10月の中旬頃に予定しています。



裏通り最新公開東映&テレビ朝日の共同制作テレビドラマの確立に神スターの巨顔があった
”世界の○○は虚構群像 真の世界は「世界の○○○」だった”などマスコミの闇にする「心の2丁拳銃」をぶっぱなつ過激展開


前回の裏通り⇒大新選組祭『テレビドラマレジェンド』新選組題材の定着の名脚本家
前回の姉妹サイトの映画ブログ⇒5つのキセキを起した映画音楽家 観客動員7年1億の映画監督の父とその妾



   
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
励みのポチヨロシク↑→
  

関連タグ : 小沢茂弘, 渡辺岳夫, 河野寿一, 燃えよ剣, 栗塚旭, 裏通り先生, 左右田一平, 鶴田浩二, 土方歳三, 新選組血風録,

[ 2018/09/25 21:34 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(3)

変幻対応力 「新選組ドラマ」の好演につなげた二つのお家芸の演技





佐伯清は、映画やテレビドラマの監督として歴代上位の活躍をしたとは到底いえませんが、関与した俳優や製作者たちに歴代上位が多く存在していました。テレビドラマの経歴とも関連があるため、前回記事の流れを受けて映画のことからテレビのことへ取り上げていきます。


題して「変幻対応力 「新選組ドラマ」の好演につなげた二つのお家芸の演技」のスタートです。





前回記事⇒佐伯清と戦後最大級の映画主演俳優のテレビドラマ連結歴をスッパ抜け








佐伯清鶴田浩二の映画の全コンビ作






佐伯清鶴田浩二の映画の全コンビ作 1960~1969 10年 7作

1960『砂漠を渡る太陽』  鶴田浩二の東映専属、第1回主演作 
    満州と戦争を要素に医師を中心に描く 高倉健が助演 
1961『地獄に真紅な花が咲く』  鶴田浩二のギャング映画シリーズ 丹波哲郎や渥美清などの有名俳優も助演出演
1961『湖畔の人』 佐久間良子、江原真二郎が上位出演 社会人の世界を描きつつ、恋愛や人間ドラマ要素の映画
1966『昭和最大の顔役』  鶴田浩二のヤクザ映画&オールスター
    丹波哲郎、梅宮辰夫、久保菜穂子、アイ・ジョージ(歌手)、志村喬、芦田伸介、伊藤雄之助、
    曽根晴美、大原麗子など豪華共演
1966『侠客三国志 佐渡ケ島の決斗』 日清戦争背景の明治時代の仁侠映画 大木実、菅原謙二らの元主演スター、
    久保菜穂子、辰巳柳太郎、河津清三郎らの名優も出演

1968『代貸』  鶴田浩二は7作中、唯一の助演、梅宮辰夫が主演、
    若山富三郎、大木実、辰巳柳太郎、山城新伍などが助演  
1969『必殺博奕打ち』  10作続いた任侠ものを代表する大ヒットシリーズ、
    鶴田浩二の博奕打ちシリーズ7作目&オールスター 
    助演は高倉健、若山富三郎、松方弘樹、菅原文太、浜木綿子、辰巳柳太郎、伊吹吾郎など豪華配役




再放送されていない録画済みではない映画(CS放送の東映チャンネルなど)
1961『湖畔の人』、1966『侠客三国志 佐渡ケ島の決斗』

個人的な録画済みの映画(CS放送の東映チャンネルなど)
1960『砂漠を渡る太陽』、1961『地獄に真紅な花が咲く』 、1966『昭和最大の顔役』、1968『代貸』 、1969『必殺博奕打ち』





佐伯清と鶴田浩二の映画の全コンビ作は1960~1969年、10年7作が形成されましたが、この7作の中だとオールスター2作の『昭和最大の顔役』と『必殺博奕打ち』(鶴田浩二の代表シリーズの一つの博奕打ちシリーズの7作目)は互いの代表的映画作品群に含まれるといえるでしょう。







高倉健が変顔披露か? 下段ワイプのひげ男の左と変顔の男の右の謎





必殺博奕打ち
必殺博奕打ち


上記画像は当時のポスターをDVDの製品ジャケットに使用したものと考えられる。若山富三郎と浜木綿子は上段ワイプ(四角の中)の右と左で分かりやすい、中央が鶴田浩二もわかりやすい。下段ワイプの左右は誰だろう。左は高倉健?いや右だろうか。1960年代に爆発的に当たっていた高倉健が登場していないことはありえないからである。左はひげを生やしていることからも舞台の新国劇の主演大スターだった大名優の辰巳柳太郎なのだろうか?


菅原文太はこの『必殺博奕打ち』の公開した1969年の時点では主演映画の大ブレイクはしていないため、ほぼ助演俳優であり、ワイプから外されているともいえる。松方弘樹は映画の主演で成功せずに助演、または脇役が多い時期のため、ワイプに登場していないと考えられる。特に下段ワイプの右が候補はあるが確定できない。



上記でも取り上げているように鶴田浩二、高倉健、若山富三郎、松方弘樹、菅原文太、浜木綿子、辰巳柳太郎、伊吹吾郎など出演しているため、下段ワイプは上記ワイプ確定の鶴田浩二、若山富三郎と浜木綿子のほかの誰かに該当するのでしょう。顔なじみの俳優さえ、写真の切り取られ方やカメラの位置などで、イマイチ確定できなくなるから恐ろしい








佐伯清と鶴田浩二の二人は映画からテレビドラマへ







佐伯清と鶴田浩二の二人の関りは映画だけではなく、テレビドラマでも監督の主演においても続いていくことになります。特に佐伯清にとっては意味がある存在だったことでしょう。


その理由は佐伯清のテレビドラマ参加17作中、最多の3作の主演が鶴田浩二だからです。映画時代は7作のコンビで大きな代表作はありませんでしたが、テレビドラマは代表的作品に関与しています。佐伯清が参加した鶴田浩二のテレビドラマの中では『新選組(1973)』の鶴田浩二は当時評判がよく、今観ても面白いテレビ時代劇に仕上がっており放送当時は視聴率に苦戦した雰囲気(2クールの26話付近ではなく、19話で打ち切られているため)はありますが、代表的なものでしょう。最近録画した全話数から気になる話数を見直しました。





映画時代のお家芸 鶴田浩二を時代劇に対応して披露して好演につなげた『新選組(1973)』






鶴田浩二が時代劇の悲壮美に挑戦した役柄が『新選組(1973)』の近藤勇だったと感じさせてくれます。鶴田浩二は現代劇でも傷を負う役柄が多く、悲壮美的な要素や路線は挑戦してきましたが、任侠映画とやくざ映画が強く、時代劇映画の挑戦の機会はほぼありませんでした。


映画でできなかったならテレビドラマの時代劇で悲壮美の役柄に挑戦する機会が『新選組(1973)』の近藤勇だったといえます。近藤勇にも歴代に色々な映画やドラマが存在しています。主役や助演で登場し、強い部分だけを見せているものもあれば、もろく崩れる部分を協調した主演や助演の役柄、またはのし上がりから全盛期を経た没落の流れの全体を描くものなど、この『新選組(1973)』は強い部分からもろく崩れていく始まりまでを切り取るように描いています。


悲壮美(ひそうび)=悲劇性の中で崇高さを伴って現れる美(鶴田浩二でいうと散り際、去り際の美学、何かを追求の苦しさがある美)


鶴田浩二らしい演技といえば、耐えるという部分でしょう。鶴田浩二は東映に移籍した映画時代の任侠映画とやくざ映画で爆発的な大ブレイクに恵まれましたが、傷を負う役柄と同時に耐える役柄の要素も多く演じています。この二つの要素が重なるものも多く存在しています。鶴田浩二における耐える演技は、傷を耐えたり、苦しい状況や環境に耐えるものが多く、悲壮美要素と並ぶもう一つのお家芸でした。


耐える要素も『新選組(1973)』の近藤勇役にも投影させているように思えました。映画の現代劇でお家芸にした悲壮美と耐えの一面の演技をテレビドラマの時代劇で定着させ、好演につなげていました。



つまり主演映画で仁侠映画とやくざ映画を数十作も経験したから到達出来るテレビドラマの独自な演技があったのです。『新選組(1973)』の近藤勇はこの独自な部分を感じされてくれました。






山本耕史主演 大河ドラマ 新選組!! 土方歳三最期の一日【NHKスクエア限定商品】
山本耕史主演 大河ドラマ 新選組!! 土方歳三最期の一日【NHKスクエア限定商品】


『新選組(1973)』は商品化されていないため、その関連。『新選組(1973)』から約32年後の2004年の大河ドラマ新選組!!』で準主役的な立ち位置で演じた土方歳三が代表的な役柄となった山本耕史土方歳三が主演、大河ドラマ新選組!!』のスピンオフドラマまたは続編的な位置付けで、2006年に放送。土方歳三の最期の一日などを描く。






今回の裏側公開 大新選組祭を開催中
大新選組祭『テレビドラマレジェンド』新選組題材の定着の名脚本家



姉妹ブログの映画ブログ新記事
悲劇?幸運?改名を世界最多級11度繰り返した映画奇蹟


その裏
『四十八人目の男』と歴代大石内蔵助ベスト3俳優と忠臣蔵映画記録に迫れ!!


最上記の新の裏
鍔鳴浪人の西梧郎とスペンサー・トレイシーの名作と「天狗廻状」が顔出したとき



にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
励みのポチヨロシク↑→
  

関連タグ : 近藤勇, 鶴田浩二, 山本耕史, 佐伯清, 土方歳三, 大河ドラマ, 新選組!!, , 新選組(1973), 悲壮美,

[ 2018/08/28 20:37 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(5)

佐伯清と戦後最大級の映画主演俳優のテレビドラマ連結歴をスッパ抜け





日本映画で歴代40名ほど存在する映画100作以上を監督した、名映画監督の佐伯清(監督数は100作強)、1950年代の数名の巨匠の中で揉まれ、日本映画でもっとも高い競争力の中で地味ながらこつこつと実積を積み上げ、黄金期から遠ざかった日本映画界の1960年代にシリーズ作で大きく開花、1960年代やそれ以前も評価される存在となりました。彼のテレビドラマ時代は我々に何を語りかけてくれるのでしょうか。「佐伯清と戦後最大級の映画主演俳優のテレビドラマ連結歴をスッパ抜け」開演です。





佐伯清とテレビ時代劇「旗本退屈男(1973)






佐伯清は1972年に『昭和残侠伝 破れ傘』(昭和残侠伝シリーズ最終8作目)を最後に映画監督を引退し、テレビドラマに活動の場を移しました。その直後の参加作の一つがこの1973年の「旗本退屈男(1973)」の9、10、22話の監督参加でした。

佐伯清は片岡千恵蔵との縁は長年ありましたが、同じ東映に居ながら市川右太衛門と映画時代のコンビ作は1度もありませんでした。市川右太衛門を撮ってみたいという意見があったのかはわかりませんが、佐伯清は時代劇と現代劇の両方で活躍した娯楽監督であり、東映も高く評価していたことが、「旗本退屈男(1973)」の市川右太衛門と最初で最後のコンビに結びついています。


佐伯清はテレビドラマにも多く参加しています。1962~1974年の期間ですから、映画監督の合間にテレビドラマの監督を行っていました。確認できるだけでも17のテレビドラマに監督として参加しており、全般は映画時代の専属監督として活躍した東映のテレビ時代劇でした。

とはいっても、初期は東映以外のドラマを監督をしています。9作目から17作目まで全て東映、確認できる17作中、製作の10作が東映、さらに放送局は10作がNET(現テレビ朝日)、4作がCX(フジテレビ)、2作がTBS、1作がNTV(日本テレビ)でした。さらに1~4、6以外の12作が時代劇です。








昭和残侠伝 破れ傘 [DVD]


ドラマが商品化されていないため、映画のことで失礼します。佐伯清つながりということでお許しください。

佐伯清の引退作となった1972年に『昭和残侠伝 破れ傘』(昭和残侠伝シリーズ最終8作目、高倉健、池部良、鶴田浩二、安藤昇、北島三郎、水島道太郎、星由里子、待田京介、山城新伍、檀ふみ、鮎川いづみなどが出演、映画スターとして最低限以上の活躍したのは高倉健、池部良、鶴田浩二、安藤昇、北島三郎、水島道太郎、星由里子、山城新伍までといえるでしょう。オールスター概念にぎりぎり当てはまるのではないでしょうか。特に高倉健鶴田浩二、水島道太郎は映画主演数が通産100作を越していますし、北島三郎は歌手ですが、映画でも「兄弟仁義シリーズ」の代表作がありました。







佐伯清が監督参加した現時点で確認できるテレビドラマたち 全体編







佐伯清が監督参加した現時点で確認できるテレビドラマたち 全体編
NET 『銀の河』 1962 全25回に1回参加   北村和夫など  東映以外1 *A
東映とNTV 『ヘッドライト』 中山昭二など 1962 全13回中、1話を含む4回 *B
NET  『夫を成功させる法 実践恋愛心理学』 30分の単発  菅原謙二、中原早苗など 東映以外2
CX  『嫁ぐ日まで』 8回 山東昭子 30分のオムニバス 東映以外3
NET  『シオノギ 日本映画名作ドラマ』の16回「素浪人忠弥」  
  菅原謙二、中原早苗など 1963 映画のリメイク  東映以外4

NET  『シオノギ 日本映画名作ドラマ』22回の「花と竜」 
   辰巳柳太朗、島田正吾など、 1963 映画のリメイク   東映以外5
国際放映とTBS 『燃ゆる白虎隊』  中村竹弥など 全12回中、1話含む5回 30分   東映以外6
東映とNET  『日本剣客伝』 全10話構成中の第9話の全4回中の全4回を担当  梅宮辰夫、中村竹弥
東京映画とTBS 『仇討ち』 21話  1969  若林豪、御影京子など   東映以外7
東映とNET  『新・日本剣客伝』 4話前後編の2週分  1969 鶴田浩二、藤純子(冨司純子)など
10
東映とCX  『花と狼』  全12回中、単発参加か2回参加が有力 1969  伊吹吾郎など
東映とNET 『大坂城の女』 1970 全39回 最終回とその前の2回 オムニバス 藤純子、進藤英太郎など
東映とNET 『丹下左膳(1970)』 1970 14回 緒形拳など 1話と2話
東映とCX 『柳生十兵衛(1970)』 全31回 1970 ~ 1971 山口崇、片岡千恵蔵など 2回のみ
東映とCX 『新選組(1973)』  鶴田浩二、栗塚旭など 1973 全19回中2回に参加
15
東映とNET 『旗本退屈男(1973)】  1973~1974 全25回中、9、10、22話の3回
  市川右太衛門、加茂さくら、品川隆二など
東映とNET 『次郎長三国志(1974)』 1974 全23回中3回参加 鶴田浩二、松尾嘉代など



<17作の2つのパターンを紹介>
*A、上から最初の”NET 『銀の河』”は放送局のみは放送局側のみの製作
*B、上から2番目の東映とNTV 『ヘッドライト』は東映と放送局の共同製作
*東映以外は東映以外の製作のテレビドラマの意味




この中で視聴済みなのが名作、東映の大奥3部作の2作目『大坂城の女』、『柳生十兵衛(1970)』、『新選組(1973)』、『旗本退屈男(1973)』です。東映にフィルムが現存しそうもので気になるのは『丹下左膳(1970)』、『次郎長三国志(1974)』の2作でしょう。次郎長三国志、次郎長物題材はこの数年前に同じ東映、竹脇無我で1年間のドラマが作られています。「丹下左膳」もこの数年後に高橋幸治で作られている有名作ですから、どんな風に他と違いをつけていたのかなど、多くが気にかかります。






佐伯清と戦後最大級の映画主演俳優のテレビドラマ連結歴は映画とドラマ






次郎長三国志

残念ながらテレビ時代劇「次郎長三国志(1974)」は再放送も商品化もされていないため、鶴田浩二×マキノ雅弘の東映映画版「次郎長三国志シリーズ」の4作の1作目、鶴田浩二の写真はなぜこの写真を選んだのかほんと不明、ほかに良い表情の写真がいくらでもあるのに、あえて映りが微妙なものをチョイスしているように思われます。

鶴田浩二は映画とドラマの両方で村上元三原作の有名作「次郎長三国志」で侠客の清水の次郎長を主演で演じています。これも最低限の実積の一つといえるでしょう。映画は佐久間良子が次郎長の妻のお蝶を演じましたが、テレビ時代劇「次郎長三国志(1974)」は松尾嘉代が演じたと考えられます。





  裏側リンク ↓   ↓
裏通り篇 佐伯清と戦後最大級の映画主演俳優の元に「杉下右京が友情出演」



さらに姉妹ブログの新記事 ↓  ↓  デビュー作でいきなり歴代超大作映画&大ヒット作の音楽を手掛けた伝説的人物
大映画音楽家のデビュー作3時間37分大超大作『岡野さんと毛利さんと悪太郎さん』


にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
励みのポチヨロシク↑→
  

関連タグ : 佐伯清, 鶴田浩二, 柳生十兵衛(1970), 新選組(1973), 旗本退屈男(1973), 丹下左膳(1970), 大坂城の女, 次郎長三国志(1974), 高倉健, マキノ雅弘,

[ 2018/07/31 17:51 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(1)

『遠山の金さん』と『宮本武蔵』で再浮上 時代劇形成千両役者と長年続く奇妙因縁





テレビ時代劇『旗本退屈男(1973)』に参加した稲垣浩、渡辺邦男、佐々木康、伊賀山正光、佐伯清、山崎大助、龍伸之介の中から今回は佐伯清監督に迫りたいと思います。彼の実積を知ることで低迷しているテレビドラマ界の再起や飛躍のヒントが隠されているかもしれません。

今回は『遠山の金さん』と『宮本武蔵』で再浮上 時代劇形成千両役者と長年続く奇妙因縁ち題して独自列車が走ります。




前回記事⇒テレビドラマで実現した通産43年の終着駅 主演俳優の苦悩苦闘の前に欧米人



名音楽家の牧野由多可とテレビ時代劇『旗本退屈男(1973)』






東映チャンネルは2018年6月から7月にかけてテレビ時代劇『旗本退屈男(1973)』をハイビジョン版で再放送をしています。チワワドラマはアニメも好きですが、特に東映時代劇のファンでもあり、東映チャンネルに長年加入しています。『旗本退屈男(1973)』は以前に時代劇専門チャンネルでCS初放送されたときにハイビジョン版で初めて録画していますが、今回も新たに2018録画版として再録画しています。

部分的に少し見直しましたが、『旗本退屈男(1973)』の牧野由多可は現在聴いても曲が良いですよね。彼は作曲を山田耕筰に師事して邦楽合奏も得意としており、手がけたテレビドラマ音楽にも独特な個性を残しています。ですが、テレビドラマの音楽の数がすごく少ない部分が難点です。


牧野由多可は『旗本退屈男(1973)』のほかに刑事ドラマの大ヒット作『特別機動捜査隊』の1961~1966年まで初代の音楽やテレビ時代劇『お命頂戴!』(1981)は印象的です。『特別機動捜査隊』も独特でセンスが良いわけですが、片岡孝夫(現在の片岡仁左衛門)が主演した秀作時代劇『お命頂戴!』のテーマ曲だけでなく、劇中曲の数々が作品の中で異彩な光を放っており、個人的に名曲です。邦楽の要素を映像音楽としてかみ合うように上手に仕上げ取り入れています。彼なりの和の表現が感じられ、ドラマの中で曲が聞けますが劇中曲のサントラがないのが非常に残念です。


現在の日本の音楽家も欧米音楽だけではなく、この邦楽の要素を映像音楽をぜひ行ってほしいものです。


牧野由多可 作曲 尺八譜 三曲 落葉松 (送料など込)
牧野由多可 作曲 尺八譜 三曲 落葉松 (送料など込)






テレビドラマ『旗本退屈男(1973)』に行き着くまで 佐伯清の存在





『旗本退屈男(1973)』の参加話数
佐伯清 9、10、22話



チワワドラは下記の内容をドラマブログで全面に出していいのか、正直悩みましたが、彼もテレビドラマでも監督を担当したため、映画のことも登場させています。佐伯清はテレビドラマの監督としても活動しましたが、9割が映画で活躍した人物だからです。

この『旗本退屈男(1973)』を独自な形で取り上げるためには重要なことだと考えて今回も挑戦させていただいています。





佐伯清 離れても引きつく磁石を白日の下に晒す 歴代超大物スターと長年続いた奇妙な因縁





佐伯清は片岡千恵蔵の映画会社の千恵プロ(時代劇形成貢献と戦後の黄金期を牽引した歴代映画スター片岡千恵蔵の映画製作会社、全体は戦前の時代劇映画の最王手の日活映画が配給)で、伊丹万作の代表作の2本、1935『戦国気譚 気まぐれ冠者』、1936『赤西蠣太』の助監督デビュー、その後、伊丹万作は東宝に引き抜かれてしまい、移籍に伴って佐伯清も東宝へ移籍、1938年『巨人伝』などの東宝の製作担当を経て、1940年代後半に監督デビュー、長谷川一夫の好評価の現代劇『ぼんぼん』を手がけ、同俳優の「銭形平次捕物控シリーズ」の事実上の1作目の1949年『銭形平次捕物控 平次八百八町』(配給・新東宝)を監督、のちの10作以上となるシリーズの形成に大きく貢献します。


その後は新東宝時代に1951年に片岡千恵蔵がトップスターとしてスタートの映画会社の東映の創立直後の千恵蔵の「ギャングシリーズ」&「にっぽんGメン」の3作目1951『にっぽんGメン 不敵なる逆襲』を手がけるも東映へ移籍せず、新東宝映画中心に、東宝で大河内傳次郎の最後の主演・大石内藏助の『四十八人目の男』(1952)を手掛け、ようやく1953年に東映へ正式移籍、東映映画1作目は山田五十鈴と大友柳太朗による1953『加賀騒動』でした。


赤西蠣太 [VHS]
赤西蠣太 [VHS]

MANSAKU ITAMIの英大文字が印象的、実は赤西蠣太や国士無双は近年に欧州で上映されて評価されています。当時、これを製作したことが凄い事です。


上記の画像の通りにっかつ名作映画館の扱いでリリースされていますが、製作は千恵プロ、配給は日活なので日活作品にも該当します。原作の文豪・志賀直哉が名作映画「赤西蠣太」の撮影中に片岡千恵蔵伊丹万作のエスコートとを受けて、千恵プロの撮影所を接対、案内されたというエピソードが残されています。「赤西蠣太」の助監督だった佐伯清もそこにいたのかも知れません。

志賀直哉は撮影所の経験が生涯嬉しかったようで、チワワドラはこの音源を聞いていますが、志賀直哉が存命中に出演したNHKのラジオ番組でこのエピソードを嬉しそうに語っています。志賀直哉の映画化作品はたとえば、映画200作の吉川英治などと大衆大作家などと比べると極端に少なく、この「赤西蠣太」だけ映画化作品の中でも”突き抜けて当たった”ことも本人が嬉しいがる部分に大きく影響していることでしょう。







『遠山の金さん』と『宮本武蔵』 時代劇形成千両役者との再びの再縁に恵まれる






佐伯清の東映時代は再び片岡千恵蔵との奇妙な因縁が再開します。千恵蔵の当たり役の一つ「遠山の金さんシリーズ」とオールスター要素の1955『勢ぞろい喧嘩若衆』を監督、東千代之介の初の現代劇映画主演作の1956『夕日と拳銃 日本篇 大陸篇』、東千代之介(佐々木小次郎役)と千恵蔵(宮本武蔵役)の2大スターによる1957『佐々木小次郎(1957)』、『佐々木小次郎 後篇』も実積、ここからさらに流れに乗っていきます。


片岡千恵蔵とは1935年に佐伯清が助監督時代に知り合い、1950年代からの移籍や東映時代の活躍の流れに導いたわけであり、監督の師匠の伊丹万作だけでなく、ある種の影の恩師だったともいえるかもしれません。片岡千恵蔵は歴代主演映画俳優の中で戦前からもっとも数多くの映画監督に幅広い良い影響を直接与えています。前回記事の丸根賛太郎も同様ですが、佐伯清も数多くの一人といえるでしょう。



夕日と拳銃 上巻 (角川文庫)
夕日と拳銃 上巻 (角川文庫)

1950年代を代表する時代劇映画スターの一人の東千代之介が現代劇の主演を務め、檀一雄の原作の「夕日と拳銃」を佐伯清が『夕日と拳銃 日本篇 大陸篇』として映画化しました。『夕日と拳銃 日本篇 大陸篇』はCS放送で再放送されており、個人的にも録画しています。




*今回の裏通り記事  ↓    ↓
名匠の霧の小次郎と昭和残侠伝 高倉健が片岡千恵蔵から引き受けた大影響

ウラの前回記事⇒当たり役と時代の荒波の飲み込まれてから10年後の奇跡


にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
励みのポチヨロシク↑→
  

関連タグ : 佐伯清, 牧野由多可, 旗本退屈男, 赤西蠣太, 志賀直哉, 遠山の金さんシリーズ, 佐々木小次郎, 宮本武蔵, 伊丹万作, 片岡千恵蔵,

[ 2018/06/28 07:25 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(7)

テレビドラマで実現した通産43年の終着駅 主演俳優の苦悩苦闘の前に欧米人





今回は『旗本退屈男(1973)』 連続テレビドラマ史希少の4巨匠1名匠の豪華布陣集結の「2大巨匠の稲垣浩渡辺邦男」部分で取り上げた稲垣浩渡辺邦男佐々木康、伊賀山正光、佐伯清、山崎大助、龍伸之介の内、稲垣浩に関しては稲垣浩 時代劇1位巨匠がテレビドラマに残した膨大功績群稲垣浩パート2 時代劇1位巨匠がテレビドラマに残した膨大功績群などで取り上げていましたが、他の部分はまだでした、そのため今回はその続きに迫ります。





歴代大スターだからこそ実現す。稲垣浩、渡辺邦男佐々木康、伊賀山正光、佐伯清、山崎大助、龍伸之介の豪華な監督陣






渡辺邦男に関しては以前に取り上げています。天皇の渡辺邦男と松本常保 映画とドラマと 時代と運命と【大進撃】映画界の天皇 渡辺邦男が参加した主なテレビドラマたちを公開で取り上げていましたが、新しく書いてしまったので別なものを投稿します。






その前に改めてテレビ時代劇の『旗本退屈男(1973)』に関する続きです。テレビ時代劇の『旗本退屈男(1973)』は稲垣浩、渡辺邦男、佐々木康、伊賀山正光、佐伯清、山崎大助、龍伸之介の豪華な監督陣で制作されました。そこに至るには長い、実に苦しい流れがありました。43年です。


当時の平均寿命が70歳ほどのときの43年はほんと長期間です。しかも映画時代は映画会社の専属制度なので負担も現代のような気軽さはなく、倍の締め付けがあり、10年のレべルで長期間活躍するだけでも、現在でいう30年以上に相当すると考えています。現在はある程度でも地位があれば長くやれてしまう時代ですが、当時は結果を出さないと常に切られる要素が今以上に激しく強い時代でした。改めてこの43年が今回のキーワードです。





事実上の世界歴代3位の映画スター





旗本退屈男市川右太衛門の最大の当たり役で、数多くの役を演じた中でも突き抜けたイメージが定着した役柄(今で言うキャラクター)でした。市川右太衛門の主演映画300作強、この数字はサイレントのみで活躍した日本最初の映像大スター尾上松之助、市川右太衛門のライバルの一人でもあり、戦後は映画会社東映の重役兼同僚の時期もあった最大のライバルの片岡千恵蔵に次ぐ、世界歴代3位です。現代や過去のハリウッドスターやそれ以外の地域俳優が一生懸命にやっても圧倒的に及ぶことがない異次元の金字塔に到達、彼や彼らはまさに世界を代表する映画界や映画スターを代表する一人といえるでしょう。


市川右太衛門の自分の映画会社の通称・右太プロで『旗本退屈男(1930)』として製作がスタートし、舞踊をモチーフにしたとされる独自に追求したといわれる華やかな立ち回りや独自なしゃべりと言い回し(スタート時はサイレント映画)、キメ台詞、知識に問わず分かりやすい内容などで大きく評判になりましたが、右太プロを畳んで松竹傘下の新興映画に移籍したときの通算9作目の1938年『宝の山に入る退屈男』で製作がストップしてしまいます。







佐々木味津三 イッパツ屋じゃない真実の大原作者に迫れ



旗本退屈男 01 第一話 旗本退屈男旗本退屈男 01 第一話 旗本退屈男
小説家の佐々木味津三(ささきみつぞう)は旗本退屈男の原作者です。

佐々木味津三の代表作は「旗本退屈男シリーズ」だけでなく、「右門捕物帖シリーズ」の原作者としても知られています。この二つは死後も数多く作られ、生涯の2大代表作となりましたし、両方のシリーズが戦前から戦後にかけて同時期に国民的な作品となりました。つまり現代も漫画などで原作者が一つのシリーズだけが突き抜けている人は数多くいますが、それは最低限、佐々木味津三はそれを余裕で上回る二つの国民的作品の原作者だったわけです。

同時期に国民的な作品になったこともものすごいことなのですが、二つの国民的作品の原作者として高く評価すべき点でしょう。所詮一つくらいの代表作は他にも大勢いるある程度レベルなのです。今後も日本でも海外でも一つくらいの国民的作品を生み出す人物は数多く出てくることでしょうが、二つは極端に人数が減少します。突き抜けた代表作が一つだけではなく二つあることの凄さ、これぞ本物です。


テレビドラマでも1950年代後半から2000年代前半にかけて「右門捕物帖」は6度の機会、「旗本退屈男」は5度の機会で何度も映像化されました。つまり二つをあわせると映画とドラマで1920年代後半から2000年代まで70年強にわたって「右門捕物帖」と「旗本退屈男」の2大代表作は繰り返し映像化されているのです。これは嘘ではなく真実です。これも十分に世界レベルの大記録でしょう。







主演俳優の試練 変貌を求められた苦闘の日々





戦後の1950年まで約13年を待つことなり、最低でも2000万人以上、個人的には最低でも3000万人は動員したと考えています。1950『旗本退屈男捕物控 七人の花嫁』で再スタートしたものに、まだアメリカに敗戦後の日本はGHQ統制下であり、自由な作品が作れない状況でした。まさに予期せぬとおせんぼ、欧米人の圧力というどうしようもない到来の嵐に屈するしかない状況が初演俳優を襲ったのです。



正確にはただ娯楽映画を作りたいだけだったわけですが、アメリカ側の勘違いですが、過激や反抗を煽ると考えられていた剣戟シーンまでも封じられ、剣戟を取り入れ成敗を魅力とする部分が集団劇、裁きや捕物要素を持つ作品へ一時的に変貌、しかし1952年にGHQ統制が解除され、本来の旗本退屈男の魅力が戦後風に戻っていくこことなりました。



その中でも1956年の年間観客動員第5位に『旗本退屈男 謎の幽霊船』(監督は巨匠・松田定次)がランクインしました。この『旗本退屈男 謎の幽霊船』は通算20作目&カラー1作目です。カラーを魅力を活かし、色彩の華やかさを全面に作品に押し出し、当時に話題を呼んで観客動員がシリーズ最多を記録したのだと考えられます。これまでにない新しい旗本退屈男を観客に提示したわけです。





GHQの日本洗脳 70年続いた「支配システム」の呪縛から日本を解放せよ!
GHQの日本洗脳を説いた書籍 表上は開放されたことになっていますが、何代をふてもその呪縛はとかれることがなく、今喪何らかの支配が続いているのかもしれません、



テレビドラマというよりも映画が多めですがさらに裏側に続く
     ↓     ↓
当たり役と時代の荒波の飲み込まれてから10年後の奇跡


姉妹ブログの刺激風
「嘘と誠」西城秀樹の死真実 マスコミ報道がまたやらかした嘘




にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
励みのポチヨロシク↑→
  

関連タグ : 市川右太衛門, 稲垣浩, 渡辺邦男, 佐々木康, , GHQ統制下, 年間観客動員第5位, 松田定次, 旗本退屈男, 片岡千恵蔵,

[ 2018/05/29 00:00 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(9)

3世代でなく3時代オヤジドラマ集結 田村正和の引退を巡る3大オヤジたち




ドラマ界も世の中と同様に目まぐるしくならぬ、もめまぐるしく動いています。今回は田村正和の引退情報をモチーフに独自展開をしていきます。題して「3世代でなく3時代オヤジドラマ集結 田村正和の引退を巡る3大オヤジたち」として公開させていただきます。



前回の記事テレビドラマ界のシークレット厳守 東宝と東映の公武合体の証拠を紐解くからすると大きな落差を展開させていただいております。




田村正和の引退激写公開 関してのマメ公開『オヤジぃ。』とオヤジたち





田村正和が事実上の引退宣言を行ったようで、録画の2018年4月24日分のミヤネ屋を見ました。彼は映画でデビューしましたが、あまり活躍できずにドラマ中心の活動に身を移し、特に1980年代から多くの現代劇ヒットドラマに主演してきました。2000年代の前半くらい『オヤジぃ。』というテレビドラマに主演して以降からヒット作への出演が切れてしまいましたから、ある種の潮時なのかもしれませんね。


*『オヤジぃ。』 最高視聴率28.0%(最終回) 平均視聴率24.2%(全11話のすべて20パーセント越え) 放送はTBS系列
オヤジぃ。 DVD BOX
オヤジぃ。 DVD BOX
画質が荒すぎる写真が残念です。
オヤジぃ。』は娘役の広末涼子との父と娘の微妙な関係に重点を置いていたところが印象に残ります。




映画で活躍できなかったことは心残りだとは思いますが、特に1980年代の中盤くらいから2000年までは日本のテレビドラマ界の一翼を代表しました。このドラマは田村正和風な頑固親父を演じた点は印象に残りました。

色々あるんですが、多くの中でも個人的には『うちの子にかぎって…』というドラマが印象に残りますね。このドラマから田村正和はコメディやその要素の路線の流れに入ったのではないかと考えています。またの機会に詳しく迫ることがあるでしょう。

*『うちの子にかぎって…』(TBS系列)は1984~1987年で製作され、連続は2シリーズ、単発長篇(スペシャルドラマ)が3作作られました。

実は父の阪東妻三郎も現代劇の代表作のひとつ、後の巨匠の木下恵介監督『破れ太鼓』(1949)で頑固おやじを演じています。映画やドラマ好きはやっていますが、見比べてみるとさらに面白い部分が発見できます。さらに『破れ太鼓』は『おやじ太鼓』として内容をモチーフにして東映映画で大活躍した名優の進藤英太郎主演で30分のテレビドラマが作られています。こちらも木下恵介が製作などで関与していますが良いドラマでした。



田村正和風な頑固親父を語る上で価値がある比較作品群




映画『破れ太鼓』       1949年 阪東妻三郎 松竹
テレビドラマ『おやじ太鼓』  1968~1969年 進藤英太郎 TBS系列
テレビドラマ『オヤジぃ。』   2000年 田村正和 TBS系列

*『破れ太鼓』は映画ですが一応のちへのドラマ要素があるので含めてみました。







『オヤジぃ。』のオヤジ登場 『オヤジぃ。』はこのオヤジがいなければ存在せず





木下惠介生誕100年 「破れ太鼓」 [DVD]
木下惠介生誕100年 「破れ太鼓」 [DVD]
*映画『破れ太鼓』1949年 阪東妻三郎 
阪妻と同時に写っているのはおそらくは森雅之と桂木洋子??でしょう。個人的な見解では小林トシ子ではないようです。


長男は、東宝で異色名役柄でひどい男や情けない男を演じて独特な印象を残した名優の森雅之、次男は木下惠介の弟であり、映画やドラマで数多くの名作の音楽を担当した日本を代表する大音楽家の木下忠司、三男は喜劇人であり俳優の大泉滉、長女役の小林トシ子と次女の桂木洋子は松竹の現代劇でヒロイン女優として1950年代を中心に活動、同じ若手スターの佐田啓二や鶴田浩二(東映前の松竹時代)、高橋貞二などと共演しました。


木下忠司は映画400作以上の音楽を担当する世界記録を残しています。



少しそれますが、阪東妻三郎は言うまでも無く数多くの実積を残していますが、現存版などを含めて180作ほどの主演映画が存在しています。片岡千恵蔵にように多くの世界記録はありませんし、確認している限りではゼロですが、日本映画歴代ベスト10にランクインする主演映画記録を残しています。ちなみに片岡千恵蔵の主演映画数は現存版などを含めて350作を越しています。






トリは『オヤジぃ。』のオヤジではないオヤジの登場




木下恵介生誕100年 木下恵介アワー「おやじ太鼓」DVD-BOX<8枚組>
木下恵介生誕100年 木下恵介アワー「おやじ太鼓」DVD-BOX<8枚組>
*テレビドラマ『おやじ太鼓』  1968~1969年 進藤英太郎
進藤英太郎と同時に移りこんでいるのは母親役女優としても有名な風見章子です。彼女は多くのテレビドラマで母親役を演じ、印象を定着されました。



今回取り上げました映画『破れ太鼓』、テレビドラマ『おやじ太鼓』、テレビドラマ『オヤジぃ。』 の3つを比べてみると田村正和の『オヤジぃ。』に関しても面白さが倍増できるかと思います。





姉妹サイトの最新記事  ↓   ↓
【生涯無職映画監督伝説】無職を生涯貫く行き生き天国 森紅

*生涯無職映画監督伝説と書いていますが、リスペクトしていますw

映画240作の歴代大脚本家の八住利雄の知られざる扉を取り払う

*日本映画歴代3位と考えられる240作を越す映画の大脚本家はドラマへの影響も






にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
励みのポチヨロシク↑→
  

関連タグ : 田村正和, オヤジぃ。, うちの子にかぎって…, 破れ太鼓, おやじ太鼓, 広末涼子, 木下忠司, 木下惠介, 進藤英太郎, 阪東妻三郎,

[ 2018/04/25 00:00 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(1)
チワワドラのタグクラウド

チワワドラの過去ログ +
ドラのすべてを↓でご覧ください

2019年 01月 【1件】
2018年 12月 【1件】
2018年 11月 【1件】
2018年 10月 【1件】
2018年 09月 【1件】
2018年 08月 【1件】
2018年 07月 【1件】
2018年 06月 【1件】
2018年 05月 【1件】
2018年 04月 【1件】
2018年 03月 【1件】
2018年 02月 【1件】
2018年 01月 【1件】
2017年 12月 【1件】
2017年 11月 【1件】
2017年 10月 【1件】
2017年 09月 【1件】
2017年 08月 【1件】
2017年 07月 【1件】
2017年 06月 【1件】
2017年 05月 【1件】
2017年 04月 【1件】
2017年 03月 【1件】
2017年 02月 【1件】
2017年 01月 【1件】
2016年 12月 【1件】
2016年 11月 【1件】
2016年 10月 【1件】
2016年 09月 【1件】
2016年 08月 【1件】
2016年 07月 【1件】
2016年 06月 【1件】
2016年 05月 【1件】
2016年 04月 【1件】
2016年 03月 【1件】
2016年 02月 【1件】
2016年 01月 【1件】
2015年 12月 【1件】
2015年 11月 【1件】
2015年 10月 【2件】
2015年 09月 【1件】
2015年 08月 【1件】
2015年 07月 【1件】
2015年 06月 【1件】
2015年 05月 【1件】
2015年 04月 【1件】
2015年 03月 【1件】
2015年 02月 【1件】
2015年 01月 【1件】
2014年 12月 【2件】
2014年 11月 【1件】
2014年 10月 【1件】
2014年 09月 【2件】
2014年 08月 【2件】
2014年 07月 【2件】
2014年 06月 【1件】
2014年 05月 【1件】
2014年 04月 【1件】
2014年 03月 【3件】
2014年 02月 【1件】
2014年 01月 【2件】
2013年 12月 【3件】
2013年 11月 【1件】
2013年 10月 【2件】
2013年 09月 【2件】
2013年 08月 【2件】
2013年 07月 【2件】
2013年 06月 【1件】
2013年 05月 【3件】
2013年 04月 【4件】
2012年 02月 【1件】
2011年 12月 【7件】
2011年 11月 【29件】
2011年 10月 【32件】
2011年 09月 【32件】
2011年 08月 【32件】
2011年 07月 【32件】
2011年 06月 【27件】

チワワドラ最近記事
チワワドラ生き様(全記事)
「七剣聖の映画ポスター」リンク集
  • 世の中に多様な映像スターの概念を定着させ、映画だけではなくテレビドラマ、時代劇映画、時代劇のテレビドラマ、映像芸能の世界に大きな足跡と幅広い影響を賞賛して「七剣聖の出演映画のポスター」を作成

  • 7名の総主演映画数は最低でも1600作、総出演数は2400作に上り、これは世界歴代に前人未到の功績

  • 片岡千恵蔵 市川右太衛門 長谷川一夫 嵐寛寿郎 阪東妻三郎 大河内傳次郎 月形龍之介を歴代トップ7と称して『七剣聖』と呼ぶ(左から主演数順)
  • 七剣聖のほかに、片岡千恵蔵 市川右太衛門 長谷川一夫 嵐寛寿郎 阪東妻三郎 大河内傳次郎を『時代劇六大スター』(時代劇形成の戦前1920年代後半から1940年代かけてトップ6の意味と大きな活躍、その黄金期から戦後にかけて)と呼ぶこともあり
  •  
  • 特に観客動員1位の東映は片岡千恵蔵と市川右太衛門のトップ、長谷川一夫は大映のトップとして戦後の映画黄金期(特に7年連続観客動員8億人の1955~1961)に多大な貢献と活躍、多くの後輩やテレビドラマにも大きく影響
  • これらは未来や海外に伝えるべき重要な事実
  • チワワドラからの旅立ち