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チワワドラのテレビドラマ愛好世界

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「鬼滅の刃」 の鬼たち『あばれはっちゃく』『半沢直樹』 『SUITS/スーツ』3国製作から垣間見る日ドラ崩壊と再生一手



鬼滅の刃」 の鬼たち『あばれはっちゃく』『半沢直樹』 『SUITS/スーツ』3国製作から垣間見る日ドラ崩壊と再生一手





今回はテレビが目指す外国かぶれ路線は、果たして本当のドラマの進化なのか、退化を進化という言葉で隠しているのかもしれません。

鬼滅の刃」 の鬼たちが顔を出し、『あばれはっちゃく』、『半沢直樹』、『SUITS/スーツ』からたどる、テレビドラマ愛(良い意味での未来のドラマ)の可能性を探ります。現代と過去、年代や時間空間や次元を飛び越えた、独自な展開です。



前回記事⇒宝蔵院流から天下三本槍を駆け巡る児童名作『あばれはっちゃく』につながる歴代通り名愛憎劇






劇場版「鬼滅の刃」 に見る コロナ渦だから多方面へ金を落とさせたい電波各社の思惑と集英社親子2代の思惑と家族動員の強さ





ドラマにも関りを持つテレビにも関わる2020年10月の世間話、今回のドラマ記事と大きく関わるフジテレビも登場します。東宝やソニー、フジテレビや電通(表記なし)の『鬼滅の刃』の劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編は、とある映画館で1日34回上映(ワイドショーなどで放送、公開1週目時点)は前代未聞の掟破りであり、大きく善否がありそうです。取り上げるため仕事とはいえ、小倉智昭が見た発言は驚きました。


こんなことをやれば客は入るのは、ある程度は当たり前だからです。お住まいの地域にも寄りますが、一日15回上映の場所が多く、20回上映も多々あります。一概に批判ではありませんが、これは広告会社やその製作企業の利益のために仕組んだ前例がないことともいえるでしょう。

一言書きますが、チワワドラも電通の全てを批判しているわけではありません。ある種の優秀さも有りますが、やり方に問題があることも事実です。



鬼滅の刃』はBS11(アニメファンご用達のBSの放送局)で本放送されていましたが、『ドラゴンボール』や『ワンピース』など、比較的に原作の集英社とも縁がある放送局のフジテレビが総集編や特別番組、ワイドショー、ニュースなどで膨大な広告を打ちました。コロナで大打撃を受けた日本の映画館や企業のためだから、掟破りも全てが良いということになるのでしょうか。



あくまでテレビアニメの映画なので、テレビアニメの2クールの強固な広告で、観客が動員しやすい強固な土台があり、ある程度の観客は基本、映画1本としてではないので、そこまで凄くはありません。


未成年のホテルお持ち帰りや未成年飲酒で謹慎したジャニーズタレントが主演した、2018年『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』も連続のテレビドラマの強固な広告で、映画の大きな観客動員を記録しました。これは鬼滅も近い部分があり、鬼滅はフジの2回の総集編やメイキング番組、電波各社の過剰なニュースやワイドショーの連日の広告で視聴者を煽り、しかもコード・ブルーも鬼滅も、同じあのフジテレビも関与しています。


コロナ渦で苦しんでいる多方面にお金を落とすため、経済的な理由はあるにしても、ニュースやワイドショーが連日で過剰に報道をやってしまいました。興行収入、つまり金を強く過剰に報道、報道はもうこれをやめていただきたい。金を稼げば偉い、つまり庶民を無視した既得権益(鬼たち)が偉いということになってしまう。令和の新時代になっても、未だにこれをやるマスコミ(鬼たち)のいかれ具合、個人的にこの行為はあまり評価できません。これだと競う茶番以上に完全茶番(さらに客が入るのは当たり前)になるためです。



話題になればさらに客は入る、これは戦前の100年以上前も同じですが、異なるのは当時は新聞があるにしても自然に話題になる要素が強め、現代のようにマスコミが過剰な話題作りをしていないところです。現代のほうが国民をコントロールしており、劣悪に思えます。ちなみに鬼滅が悪いといっているというわけではありません。



いわゆるファン向けアニメだと家族連れで興行はほぼ望めず、最近だと200万人~300万人ほどが限界値ですが、『鬼滅の刃』はアニメファンだけではなく、子供が大きく、

さらに親の世代も『ドラゴンボール』や『ワンピース』などの集英社のアニメで育った世代がおり、親が子供に共鳴しやすく、ジブリアニメのように家族連れ効果で大幅に動員数を伸ばしやすい部分があります。多くで親子3人以上が見込めてしまい、自然と人数は増えやすくなります。



つまり何がいいかですが、半沢直樹の場合は上手にやりましたが、マスコミの過剰報道が横は入りすることで、競うということを排除においやっていることに問題を感じました。もちろん元からある程度の観客は予想できていたにしても、ブームに釘を刺すようで残念なところです。





あばれはっちゃく 半沢直樹 SUITS/スーツ 小倉智昭

鬼滅の刃 劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編 BS11

集英社 フジテレビ 東宝 ソニー フジテレビ 電通

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-




あばれはっちゃくが伝える日本のテレビドラマがなくしたものを持つドラマ








あばれはっちゃくは、学校のガキ大将的な気持ちが先行して行動を起こす、何らかのトラブルにつながる、そのトラブルを解決する話が多くあります。破天荒な少年としても描かれることがありますが、弱いものがいると助けたり、優しくふる舞う人情味がある2面性の強弱があるドラマとしては非常に分かりやすく、伝わりやすい性格として描かれています。



現代だからこそ、名作の基本に立ち返るチャンスと回帰の価値を伝えてくれています。




栗又厚は子役として身体の横広がりがあって、子供力士のようにも思えましたが、これは良い意味で力強い印象、それに反して初代の吉田友紀は身体が小さめでしたが、これも逆手に取って、しゃべり方や体格のイメージなど、異なる風に演技が役柄とかみ合うものがありました。

また、マドンナ的なヒロインの塩沢いずみのみゆき役が非常に良い味だしていました。お嬢さん的な育ちの良い設定にも合い、大人になれば美人になりそうな品がある笑顔の良い少女、長太郎に基本は優しく、たまにトラブルメーカーの長太郎にきつく当たる感じも共感がある範囲に抑え、Sっ気も無理やり差がなく好印象を受けました。





通産の「あばれはっちゃくシリーズ」 全5シリーズの中からシリーズ中の代表格の第1シリーズと第2シリーズについて少し触れていきます。


『俺はあばれはっちゃく』 全56話 第1シリーズ
吉田友紀(初代の通称あばれはっちゃく役=桜間長太郎役)、東野英心(父親役)、久里千春(母親役)、早瀬優香子(好きなガールフレンドのひとみ役)、島田歌穂(姉役)、山内賢(担任の先生役)、犬名不明の犬(愛犬のドン平役)

『男!あばれはっちゃく』 全102話 第2シリーズ

栗又厚(2代目の通称あばれはっちゃく役=桜庭長太郎役)、東野英心(父親役)、久里千春(母親役)、山内賢(担任の先生役)、塩沢いずみ(はっちゃくが好きなガールフレンドのみゆき役)、須田庄治(主人公の兄役)、鈴木輝江(ガールフレンド役)、犬名不明の犬(愛犬のドン平役)など




児童物なので基本的に主人公と年齢の近い小学生を対象に作られた30分枠のドラマ、放送は土曜日の19時30~20時ですが、大人が見ても非常に明るい気持ちになれる作品です。父親役は東野英心は視聴率40パーセントを記録した『水戸黄門』が当たり役の東野英治郎の実の息子で、母親役は久里千春は1958年からの大ヒット30分ドラマ『月光仮面』に出演していた元少女名子役です。先生役の山内賢はあまり当たりませんでしたが、1960年代の元日活映画の青春、若者路線の現代劇の映画スターでした。


録画を見直しても感じたことですが、これだけシンプルで面白いテレビドラマは現代はなくなりました。話を練りすぎた展開や気難しい人間関係や自称俳優を肩書きにしたタレントの姿をさらすような演技が中心で、残念ながら外国風がほとんどです。



栗又厚 吉田友紀 マドンナ 塩沢いずみ 桜庭長太郎

東野英心 水戸黄門 久里千春 月光仮面 少女名子役 山内賢 東野英治郎






日本のドラマは崩壊の危機か 日本、アメリカ、韓国の3国の『SUITS/スーツ






あのフジテレビではアメリカのドラマの日本版の『SUITS/スーツ』(2018年放送、最高視聴率はシーズン1の14.2%、2020にシーズン2)をやるほどです。批判はしませんし、肯定もしませんが、これを真に日本人の視聴者がどのくらいの割合で求めているのでしょうか。もちろん『半沢直樹』くらいまで当たれば認めるわけですが、放送局の自己満足があるのかもしれません。

外国ばかりを取り上げれば多様性だと簡易に考えているメディアに時々問題を感じることがありますが、チワワドラも今回は少し取り上げます。



織田裕二に思わずタメ口!? 仲良しバディ中島裕翔


俳優の織田裕二とジャニーズタレントの中島裕翔が登場、たくさん存在するジャニーズが苦手な人は無視してください。ジャニーズ事務所はジャニー喜多川のこともありますが、日本風にアレンジした部分もありますが、アメリカの芸能の影響が大きいことをご存知でしょうか。本当の日本の芸能の良さか、非常に疑問を感じます。

織田裕二 ジャニーズタレント 中島裕翔

ジャニー喜多川 ジャニーズ事務所



8分でわかる「SUITS/スーツ」のココがスゴい!


アメリカの「SUITS/スーツ」、元からアメリカのために作られたドラマなのでアメリカが基本です。



第1回を特別公開!「SUITS/スーツ~運命の選択~」2019.3.2 Blu-ray&DVDリリース!

韓国版 韓国は元から隆盛の歴史が浅いため、アメリカや日本のよく言えば影響が大きな芸能界です。ある種、元からアメリカ的です。

3国の違いがなんとなくは分かるかと思います。それぞれのやり方があるので一概に良し悪しはいえません。観て判断していただきたいところです。



日本版「SUITS/スーツ」 アメリカ版「SUITS/スーツ」 韓国版「SUITS/スーツ」






日本が日本の個性を失う原因に外国勢力やテレビ局そのもの劣化や政治の影






できるだけ政治のことは取り上げたくないのですが、政治と芸能の結びつきを強く否定する人がいますが、いつの時代も一定の影響は存在すると考えています。2020年は現実にコロナの影響で政治の政府の対策などの影響を受け、多くの芸能に多大な影響が生まれています。もちろんテレビドラマも撮影に影響が生まれるなど例外ではありません。この時点で大影響は否定できません。


姉妹ブログでチャップリンこと、チャールズ・チャップリンについて取り上げていますが、彼も政治に翻弄されました。

姉妹ブログの新記事⇒日の丸戦勝と共産売国奴 チャールズ・チャップリンVS映画超大国大日本の世界ベスト3サイレント超名優



戦後の1950年代から1960年代前半の日本映画の最大黄金期や、1960年代から1970年代をそのまま見てきた世代は比較的知るところですが、残念ながら日本らしさをアニメの風刺でしか知らない世代が50代以下に多く広がっています。



残念ながらここ20年ほどの日本のテレビドラマはNHKのドラマも含めて、視聴者にとってはどうでもいいものが大半を占め、日本の日本人のための放送局でありながら、白人や中共や在日韓国人に気を使い、放送局やスポンサー、製作者の自己満足に走りがちであり、ドラマの内容も細かいことを気にする作品ばかりが急激に増えてしまいました。


『あばれはっちゃく』のように良い意味のシンプルに戻ることは難しいでしょう。


もちろん昔の外国を気にしている時代がありました。特に戦中と戦後です。戦中(特に第二次世界大戦)下の日本国が関与した国策映画や戦後のアメリカのGHQ統制下の検閲による1952年までの自由製作の禁止など、その後は白人を気にしながらも日本らしい作品や文化の映像作品は花開いてきました。ですが、2000年くらいからの20年ほどのテレビメディアは日本らしさをさらに失い、全般的に価値を低迷させていきました。


チャップリン チャールズ・チャップリン




第二次世界大戦 GHQ統制下





NHKや民放テレビやテレビドラマの危機を伝える、一般人ではない二人のおじさん登場






たとえば、下のユーチューブの見栄えの残念ながらいいとはいえない裏方中心のおじさん二人が話している低予算の番組のほうが、きとんと日本のことを考えていて不思議とほっとします。


【NHK vs 民放】身内で揉め出したテレビ界!放送局の未来とは?222



現代のテレビに対する問題点にも多く触れている動画、これはドラマへも影響が大、左の人が時々回りくどい言い回しはありますが、過激になりすぎない雰囲気を最後まで維持している動画です。テレビではありえない1時間51分の大ボリュームの2名のみのおじさんトークが展開、細かくは触れません。記事公開日時点で12万強の再生です。

本当は今すぐにスクランブル放送化をお願いしたいところです。NHKの関係者が自宅に何度も訪ねられたり、観ていなくても支払わない人を相手に、裁判を起こすなどの騒動は非常に迷惑です。

チワワドラ的には、NHKは観たい人のみが観る、支払うスクランブル放送化のため、まずは、現在の年間24000円から1万円以下、5000円以下を下回る、年間受信料の低価格化を求めたいところです。


NHK スクランブル放送 年間受信料



時代劇を現代劇に風刺した2020年最大のヒットドラマ『半沢直樹』の第2シリーズの近年稀に見る高視聴率をきっかけに、日本人が、大衆が本当に好きだった、日本人のテレビドラマはよみがえるのでしょうか。残念ながら極めて難しいことと考えざる得ません。







姉妹ブログの新記事⇒日の丸戦勝と共産売国奴 チャールズ・チャップリンVS映画超大国大日本の世界ベスト3サイレント超名優 今回はメリハリもかねて過激ですが、創作の自由として、ご了承ください





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[ 2020/10/26 06:40 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(2)

宝蔵院流から天下三本槍を駆け巡る児童名作『あばれはっちゃく』につながる歴代通り名愛憎劇



宝蔵院流から天下三本槍を駆け巡る児童名作『あばれはっちゃく』につながる歴代通り名愛憎劇




今回はあばれはっちゃくから独自な通り名におけるサイコロ転がしが展開していきます。ここに日本の映像コンテンツの愛憎劇がコダマします。

そこには宝蔵院流を巡る2名の槍の名人と「天下のご意見番」の天下三本槍がクロスしていました。さらに半沢直樹も登場、ここにも同時に迫ります。まさに過去と現代は通じている、過去は古いだけではなく、現代の秩序を形成し、多くのことを伝え、教えている、破天荒で独自な展開です。







前回記事⇒【動画有】長五郎から長太郎へ「あばれはっちゃく」誕生裏を取れ 時代を飛び越えた国民的侠客から名作児童ドラマ






あばれはっちゃく 宝蔵院流 天下のご意見番 天下三本槍


栗又厚







あばれはっちゃく 膨大テレビドラマ327話のヒットの現実










あばれはっちゃくの内容は第1シリーズも良いですが、個人的には名子役の栗又厚が主演した第2の『男!あばれはっちゃく』の内容が一番、2番目が第1シリーズの『俺はあばれはっちゃく』です。第3は第2ほどは主人公の子供と周囲のバランスのかみ合いが弱めに感じてしまい、シリーズの第4シリーズ、第5シリーズはさらにこの要素が弱めのように感じてしまいます。


第2は子役たちの演技のバランス、そこに入り込む大人たちやキャラクターの不協和音も上手で、登場人物たちに愛着が湧きやすい内容が特に高く確立、上手にパターン化したように感じられました。ですが、あくまでこれは個人的な意見です。

「あばれはっちゃくシリーズ」は上記の個人的な意見だけではなく、世間的な受けも2作目が一番評判がよかったようです。それは話数にも表れていていて、全102話+スペシャルドラマ版が2本制作されています。全5シリーズ最多話数とスペシャルドラマ版2本にも、この評判の高さが出ているのではないでしょうか。スペシャルドラマ版の制作も意味があります。








通産の「あばれはっちゃくシリーズ」 全5シリーズ


『俺はあばれはっちゃく』 1979年2月3日~1980年3月8日、全56話
『男!あばれはっちゃく』 1980年3月22日~1982年3月27日、全102話
『熱血あばれはっちゃく』 1982年4月10日~1983年3月26日、全49話
『痛快あばれはっちゃく』 1983年4月2日~1985年2月23日、全93話
『逆転あばれはっちゃく』 1985年3月2日~9月21日、全27話


「あばれはっちゃくシリーズ」 通算327話 スペシャル版2話










通産の「あばれはっちゃくシリーズ」は通算327話、スペシャル版2話(スペシャルは確認済みのみ)の329話、30分ドラマながらも膨大な300話以上が制作、放送されました。このドラマを視聴していると現代の息苦しい状況ではなく、昭和の時代の余裕や人の優しさなどの多数の良さを感じます。




主人公の通称あばれはっちゃくは通り名やニックネームであり、映像作品としては時代劇映画から始まる影響を受けています。




あばれはっちゃくシリーズ 俺はあばれはっちゃく 男!あばれはっちゃく

熱血あばれはっちゃく 痛快あばれはっちゃく 逆転あばれはっちゃく








通り名脱帽の「槍の権三」 千恵蔵映画とあばれはっちゃくのつながりに時代劇形成の大巨匠









いわゆる時代劇などでもある通り名、たとえば、槍の名手といわれた慶安の変(由井正雪の乱)に登場する時代劇でも知られる笹野権三郎は、「槍の権三」の通り名でも非常に有名です。時代劇に最低限詳しいと知られています。あばれはっちゃくの通り名やニックネームにつながる代表的な通り名の名キャラクターの一つです。


槍の権三は、槍術(そうじゆつ)を代表する流派の宝蔵院流、宝蔵院流槍術(ほうぞういんりゅうそうじゅつ)は460年ほどの日本を代表する歴史を持つ武道、十文字槍を使った槍術の有名な名手の一人としても知られています。




映画だと日本歴代の俳優、片岡千恵蔵(戦後は御大、両御大、千恵蔵御大、戦前は時代劇の貴公子、宮本武蔵を定着させ武蔵俳優、日本歴代1位題材の忠臣蔵でもっとも当たり、30本近くの出演と20役近くを演じ、さらに主要最多3役1500万人を記録などから忠臣蔵俳優、時代劇六大スター、七剣聖など、軽く10を越す史上歴代最多の異名数を持つ、

現存バージョン含むと映画主演350作近い俳優)の千恵蔵映画『笹野権三郎 三日月笹穂切り』(1933年、製作=千恵プロ、配給=日活、伊藤大輔やマキノ雅弘などと時代劇の形成と黄金期を牽引した大巨匠の稲垣浩が監督と脚本)で演じたことがある大役、






両御大にも大差の現実


*たとえば、この10年近辺のみだと、徹子の部屋のテレビ出演で渡瀬恒彦は、自身が世話になった”鶴田浩二と御大”という語り口が印象に残ります。TOKIOのフジテレビの深夜番組で、2020年を代表するテレビドラマ『半沢直樹』(第2シリーズ)で再び存在感を示した北大路欣也など、多数の大物俳優が千恵蔵を御大と呼んでいます。いうまでもありませんが、昔はもっと言われており、証拠が多く残されています。

千恵蔵と東映時代に両御大といわれた右太衛門こと、主演数300本を越す日本映画上位の大スター市川右太衛門(北大路欣也の実の父親)は、実は千恵蔵ほど多くは御大と言われていません。証言数が非常に少なく、互いが双璧の同じ御大といわれましたが、現実が大きな差があったと考えられています。これは通産映画代表作本数や当たり役の数、時代劇ト現代劇の多彩な路線の深い活躍などの大差にも色濃く表れています。


北大路欣也半沢直樹


*ちょっとそれますが、北大路がらみで少し、作品的には半沢直樹(第2シリーズ)は9話のラスト前の上手な期待感が一番でした。ラストは話をまとめる要素が悪く出てしまい、視聴率的には成功するでしょうが、内容としては少し物足りない部分がありました。北大路欣也も敵か味方か思わせる、中間的な役位置を演じて、最後は味方的な立ち位置になりました。

2019年に1960年代前半の主演デビュー当時の、東映の時代劇俳優時代の彼の主演映画を観ていますが、80歳近くになって、ようやく、だんだんと、父親の右太衛門の戦後の黄金期の姿に、雰囲気が似てきた部分があります。元から顔の作りが違うと感じていましたが、人の風貌はだんだん変わるものです。

半沢直樹で、記事下で登場の御大と同じ”特別出演”、北大路の出演シーンは要所の出演が目立ちましたが、非常に機能してるように思えました。






通り名脱帽の「槍の権三」 千恵蔵映画とあばれはっちゃくのつながりに時代劇形成の大巨匠パート2






日本最初の映画大スター、目付きが魅力的で付けられたとされる”目玉の松ちゃん”こと、尾上松之助は、映像作品で最初に笹野を演じ、『笹野権三郎』(1911、製作=横田商会)や『笹野権三郎(槍の権三)』(1924、製作=日活、監督数100を越す戦前の時代劇映画の名匠の辻吉郎が監督)などで、確認できる最低でも4本で演じています。



*横田商会は『笹野権三郎』の翌年の1912年に日本最古の大手映画会社の日活を形成する映画などの会社






日本の古武道 宝蔵院流高田派槍術 [ 西川源内 ]

宝蔵院流の宝蔵院流高田派槍術の武道を現代に伝える価値のある映像作品です。



宝蔵院流槍術高田派 国際スポーツチャンバラ協会 西川源内 日本の古武道 宝蔵院流高田派槍術




動画は、宝蔵院流槍術高田派、国際スポーツチャンバラ協会の動画のようです。




千恵蔵御大 時代劇の貴公子 宮本武蔵 武蔵俳優 忠臣蔵 忠臣蔵俳優

御大 両御大 時代劇六大スター 七剣聖

徹子の部屋 渡瀬恒彦 北大路欣也 鶴田浩二 TOKIO 半沢直樹

慶安の変 由井正雪の乱

笹野権三郎 槍の権三 宝蔵院流 宝蔵院流槍術 武道 十文字槍 槍術

千恵蔵映画 三日月笹穂切り 千恵プロ 伊藤大輔 マキノ雅弘 稲垣浩 目玉の松ちゃん 尾上松之助 辻吉郎









槍の名手 大久保彦左衛門と『江戸を斬る 梓右近隠密帳』 歴代ナンバーワン助演俳優







テレビドラマの名作だと「江戸を斬る」シリーズの1作目『江戸を斬る 梓右近隠密帳』(1973)でも登場しています。これも千恵蔵つながりがあります。「江戸を斬る」1作目『江戸を斬る 梓右近隠密帳』で”特別出演”の千恵蔵が演ずる、大久保彦左衛門(大久保忠教、彦左衛門は通称が正式、槍は宝蔵院流ではない)は「彦左」や「槍の彦左」、「天下のご意見番」などと略され、現代も有名、当時より後世の庶民に親しまれました。

大久保彦左衛門といえば、映画やドラマ、講談など、一心太助ともに江戸の難事件解決などの主従の親分子分としても描かれることがある、庶民のヒーローの魚屋の一心太助も有名です。実は彦左を演じている千恵蔵は太助も演じています。



戦前の千恵蔵映画『一心太助(1930)』(1930年、製作=千恵プロ、配給=日活、監督は大巨匠の稲垣浩)でも有名な太助と彦左の掛け合い場面のお皿を割ってしまう場面から槍の立ち回りの場面も描いています。『一心太助(1930)』は一心太助を主人公にした映像作品で最初にヒットしたことでも有名です。これも個人的に観ている限りだと秀作です。戦前の千恵蔵映画も非常に質が高い映画が膨大にあります。



千恵蔵や大河内傳次郎などの日活の先輩の山本嘉一(戦前の日活現代劇映画の最初のベテラン主演俳優としても知られる大名優、「乃木将軍」などの主演の当たり役が複数、また多くの名作に助演の活躍、通産主演映画は100を越す、日活創立時からの尾上松之助の盟友)が大久保彦左衛門を演じ、千恵蔵との見せ場の一つを演じています。『江戸を斬る 梓右近隠密帳』では当時は将来を期待されていた若手俳優の松山省二(のちに改名し、松山政路)が演じました。







江戸を斬る4 DVD-BOX [ 西郷輝彦 ] 


上記リンクは西郷輝彦と松坂慶子の両名です。西郷演じる夫が、千恵蔵映画の当たり役の一つの遠山の金さん、妻が紫頭巾の戦前からの時代劇のヒーローを主要に振り分けたことでも知られています。実は国民的な人気ヒーローの遠山の金さんの妻が、有名なヒーローの紫頭巾だったら、もとい、ヒーローではなくヒロインだったを実現させたことが大きな特徴です。時代劇だからできる、いじくりを成功させました。


残念ながら『江戸を斬る 梓右近隠密帳』(1973)は商品化されていません。ですが、CSやBSで何度も再放送されています。個人的にも視聴、録画しています。上記画像のリンクは『江戸を斬るIV』、「江戸を斬る 第4シリーズ」、または「江戸を斬る 第4部」です。放送当時は『江戸を斬るIV』なのでこれは基本的なものです。

個人的な「江戸を斬るシリーズ」の評価は、評価順に2,1,3,4の順番ですが、視聴率はこの『江戸を斬るIV』が最高を記録しました。当時のシリーズ制のテレビ時代劇の多くが、内容の良さと評判の良さが同じシリーズではなく、1から数シリーズ後に反映される場合があります。「江戸を斬る」シリーズもこの反映型に含まれると考えられます。つまり江戸を斬るシリーズは1,2の評価が3,4に出たともいえます。そのため4がシリーズ最高視聴率となった考え方があります。





江戸を斬るシリーズ 特別出演 大久保忠教 彦左 槍の彦左 天下のご意見番 一心太助 乃木将軍

一心太助(1930) 大河内傳次郎 山本嘉一 大久保彦左衛門

江戸を斬る 梓右近隠密帳 松山省二 松山政路




西郷輝彦 松坂慶子 遠山の金さん 紫頭巾 江戸を斬るIV





Wikipediaにない2大名優の丸橋忠弥映画








『江戸を斬る 梓右近隠密帳』は他にも槍を扱う有名な役柄が登場します。丸橋忠弥(まるばしちゅうや)です。名優竹脇無我が演じた梓右近では、名優の加東大介が演じています。実は通り名や略称は有名ではありませんが、あえて書くと「槍の丸橋」、「槍の忠弥」ともいうべきでしょうか、丸橋忠弥も笹野権三郎と同様に宝蔵院流槍術の名手としても知られています。



御大千恵蔵も槍の名人の丸橋忠弥を『素浪人忠弥(1957)』(1957、東映、監督は名匠の佐伯清)で演じています。実は大河内傳次郎の『素浪人忠弥(1930)』(1930、日活、時代劇の形成と兼任の大巨匠の伊藤大輔)のリメイク的な要素が考えられます。浪人要素と槍物を重ねた要素のある時代劇映画です。



なんと片岡千恵蔵、大河内傳次郎の丸橋忠弥映画は2020年9月の記事公開の時点ではWikipediaに表示されていません。しかも主演映画です。個人的に映画にも詳しいわけですが、これは衝撃で、まだまだWikipediaは情報不足が多数あります。2大スターの映画としてだけではなく、佐伯清と伊藤大輔の名匠同士の映画でもあるため、データがないことに衝撃と同時に驚きました。







【中古】 痛快あばれはっちゃく DVD-BOX 1 デジタルリマスター版 【DVD】

『痛快あばれはっちゃく』は全93話、全5シリーズで4シリーズ目として放送され、4代目あばれはっちゃく、2番目に多い話数が製作されました。中古なので比較的安価で購入できます。





丸橋忠弥 竹脇無我 梓右近 加東大介 槍の丸橋 槍の忠弥

素浪人忠弥(1957) 佐伯清 大河内傳次郎 素浪人忠弥(1930)

Wikipedia

天下三本無双






天下三本無双ならぬ、”天下三本槍”





今回は、あばれはっちゃくと「槍の権三」、「槍の彦左」、「槍の忠弥」の通り名に活路と個性を追い求めた、独自解釈の天下三本無双ならぬ、”天下三本槍”を駆け巡る記事でした。






姉妹ブログの記事 今回もマスコミが無視する真に知るべき、真の日本映画と芸能愛に迫ります。

両手に歴代記念碑 伝説の日本映画初俳優と初時代劇俳優の嵐璃徳 サイレント二大スター凌駕真相







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[ 2020/09/27 21:06 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(4)
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「七剣聖の映画ポスター」リンク集
  • 世の中に多様な映像スターの概念を定着させ、映画だけではなくテレビドラマ、時代劇映画、時代劇のテレビドラマ、映像芸能の世界に大きな足跡と幅広い影響を賞賛して「七剣聖の出演映画のポスター」を作成

  • 7名の総主演映画数は最低でも1600作、総出演数は2400作に上り、これは世界歴代に前人未到の功績

  • 片岡千恵蔵 市川右太衛門 長谷川一夫 嵐寛寿郎 阪東妻三郎 大河内傳次郎 月形龍之介を歴代トップ7と称して『七剣聖』と呼ぶ(左から主演数順)
  • 七剣聖のほかに、片岡千恵蔵 市川右太衛門 長谷川一夫 嵐寛寿郎 阪東妻三郎 大河内傳次郎を『時代劇六大スター』(時代劇形成の戦前1920年代後半から1940年代かけてトップ6の意味と大きな活躍、その黄金期から戦後にかけて)と呼ぶこともあり
  •  
  • 特に観客動員1位の東映は片岡千恵蔵と市川右太衛門のトップ、長谷川一夫は大映のトップとして戦後の映画黄金期(特に7年連続観客動員8億人の1955~1961)に多大な貢献と活躍、多くの後輩やテレビドラマにも大きく影響
  • これらは未来や海外に伝えるべき重要な事実
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