ドラのいつどこでも ドラマ思想展開

 「おはよう~こんにちわ!こんばんわ!おやすなさい~」なチワワなドラ10年以上前くらいからCS(スカパー)でドラマ見てます。かなりの作品500タイトル以上観てきました。1960年代~70年代のドラマが特に好きです。

時代劇・水戸黄門と現代劇・特別機動捜査隊に衝撃の関与。佐々木助三郎と刑事を1週間に演じた男


前回の「盟友と消え行く。消えた捜査一主任の謎と新ダブル体制」の新ダブル体制とはいっても基本的には青木義朗の出番が多めです。たとえでいうとわかりやすいと思うので活用させていただきますが、数話に1度くらいの頻度で里見浩太朗の演じる捜査主任が捜査を行う話数があります。

もちろん、5話に一度というのはたとえなので、3話ぶりや7話に登場する場合もあります。波島進中山昭二にゆる体制のときと基本は同じです。この体制で話数が作られていたころも波島進の演じる捜査主任の出番が基本であり、数話に1度などで中山昭二の演じる捜査主任が登場して捜査しています。登場頻度があえて均等に近くない部分も特別機動捜査隊の特徴といえるでしょう。

個人的にはこの2組で4名は捜査担当(登場話数)の割合は
7対3ほどの割合であると考えています。
      ↓      ↓
7割の立石主任・波島進→三船主任・青木義朗
3割の藤島主任・中山昭二→高倉主任・里見浩太朗
      または、↓
約500話まで、7割の立石主任・波島進、3割の藤島主任・中山昭二
約500話以降、三船主任・青木義朗、3割の高倉主任・里見浩太朗

という形↑で、引き継いでいると考えられます。たとえでいうと、501話から510話までだとしたら、青木義朗は7話分の捜査主任で登場する話数があり、里見浩太朗の捜査主任は3話分の担当話数に留まるということになります。ちょっと複雑ですが、この説明がなんとなくでも伝わっていたらうれしいです。

里見浩太朗といえば、当時は同時期に東野英治郎の主演による水戸黄門にも出演しています。提供の関連から「ナショナル劇場 水戸黄門」とも言われています。この水戸黄門の東映版は第1、2部の佐々木助三郎は杉良太郎であり、里見浩太朗は第3部以降からの佐々木助三郎を引き継ぐ形で出演しています。この水戸黄門と特別機動捜査隊には意外な関わりがあります。

里見浩太朗の特別機動捜査隊の場合は毎回の出演ではありませんが、東映の大先輩である片岡千恵蔵は映画ですが、東映の現代劇の東京の撮影と時代劇の京都の撮影を主演スターとして、12年以上にわたって行き来しています。里見浩太朗の意識はしていないはずですが、自然と大先輩の影響を受けていたともいえるのかもしれません。

上記の里見浩太朗が日本テレビのスペシャルドラマで主演した忠臣蔵です。演じた大石内蔵之助、大先輩の片岡千恵蔵は映画で5作を演じています。片岡千恵蔵は忠臣蔵の題材を長年で牽引してきた俳優です。映画で35年にわたって、戦前から討ち入りのある本伝や関連作に22作も出演、主演は1930~1963年にわたって20作があります。

片岡千恵蔵の忠臣蔵に関しては映画ブログの方に詳しく書いているので興味ある場合はご覧ください→映画4つの時代(サイレント~戦前音声付~戦中~戦後カラー作)で、ただ一人の大スター。(主演18になっていますが、20です。近いうちに諸々のデータを更新予定)

里見浩太朗は水戸黄門と特別機動捜査隊の両作品を掛け持ちしてる時期があります。撮影期間と放送期間という意味においても掛け持ちになっています。この両作に出演している1971年以降は、同じ週に里見浩太朗が登場しています。TBS系列の里見浩太朗は佐々木助三郎、NET系列(現・テレビ朝日)では捜査主任の高倉刑事で姿を現しています。

水戸黄門の初期の頃は基本として、2クールの半年分から3クールの9ヶ月の範囲で一区切りとなるため、次の部までの休止の期間に、特別機動捜査隊の出演の半年分を撮影している可能性もあります。でも、可能性が低いことだと考えています。半年や数ヶ月寝かしておくことは映画ではないドラマであるので考えがたいことのようです。

特別機動捜査隊は1977年まで続いています。水戸黄門とは約6年ほどの期間で重複しています。つまり、同じ週に2作の撮影をしてこともあったのではないでしょうか。ドラマで長期間にわたって”佐々木助三郎と刑事を1週間に演じた男”ということも考えられます。 にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
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[ 2016/02/27 17:01 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(1)

盟友と消え行く捜査一主任。消えた謎と新ダブル体制


鈴木志郎が姿を消した原因には「特別機動捜査隊」は500話台に突入し、オープニングもカラーになった直後以来に変更されたことも関連があります。これと同時に出演者にも大幅な変更がありました。伊沢一郎は評価を得ていることも多少は影響しているのでしょう。伊沢一郎は500話以降も継続して出演していますが、畑野刑事・宗方勝己や水木刑事・水木襄などの刑事も登場して出演者も全体的に若返りました。

立石主任・波島進と藤島主任・中山昭二のダブル体制から三船主任・青木義朗や高倉主任・里見浩太朗の新ダブル体制になった500話台の本作には鈴木志郎の姿はありません。

鈴木志郎波島進中山昭二と同時期に「特別機動捜査隊」を卒業しています。消えた理由は作品の卒業です。作品を去りました。少しそれますが、気になるのは新しいダブル体制の主任の名前です。三船主任は三船敏郎から高倉主任は高倉健から名前をとったのではないかと推測しています。三船、高倉の二人は映画で何度か刑事を演じています。青木義朗三船敏郎をイメージして、里見浩太朗は東映の先輩の高倉健をイメージして主任刑事役を演じていた部分もあったのか、名前だけかもしれないです。

鈴木志郎はWikipediaが存在していない俳優です。「特別機動捜査隊」に出演する前は、高倉健が主演し、監督・石井輝男のニュー東映(東映の子会社)の映画「花と嵐とギャング」(1961)に出演履歴が残されています。この頃の高倉健は評価はされていましたが、まだ脇役が多い頃でもあり、1964年に主演として大ブレイクする前の時期です。その後の鈴木志郎は1964年の「夜の魔性」という成人映画にも出演履歴が残されています。1970年代前半の「特別機動捜査隊」の卒業以後は、消息が不明な謎の俳優となっています。

「特別機動捜査隊」物語の検証 1961‐1977

特別機動捜査隊」は1961年(昭和36年)10月11日にスタートしています。「花と嵐とギャング」の公開は1961年の6月23日とされています。”鈴木志郎の演じる西本捜一主任”は27話から出演がスタートしています。この時期は1962年の1月過ぎと考えられます。映画「花と嵐とギャング」の公開から半年が経過しており、東映による抜擢が行われています。

当時のテレビドラマは今ほど市民権が得られていない時代でした。まだまだ映画に権力があった時代です。当時の映画俳優たちの多くはテレビドラマという安っぽいものに出演することを敬遠しています。当時はまだ根付いていない分野であり、安っぽいものという考え方がありました。「特別機動捜査隊」の放送開始の当初(1961年)の時点で波島進は映画でそこそこ活躍していたスターですが、全般的な意味で映画活躍した俳優はまだテレビドラマに出演していない時期でした。そのため、ほぼ無名な俳優たちにもチャンスがあり、鈴木志郎の抜擢も可能だったのでしょう。
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[ 2016/01/27 19:52 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(0)

二人の長さんと消えた捜査一主任の行方


伊沢一郎は「特別機動捜査隊」の劇中では一番ベテランの年長からだと思われますが、”長さん”と呼ばれています。1972年に開始の「太陽にほえろ!」において、下川辰平が演じた野崎刑事も”長さん”と呼ばれていますが、伊沢一郎の関根部長刑事が”長さん”と呼ばれているのは1960年代後半からなので、下川辰平よりも先になります。

伊沢一郎は1930年代にデビューしているので、「特別機動捜査隊」の事実上の主役に該当する刑事の立石主任役・波島進と藤島主任役・中山昭二よりも20年近く先輩になります。1950年代に東映でデビューした波島進や新東宝でデビューした中山昭二よりもかなりベテランです。ドラマの作風は全然違いますが、「太陽にほえろ!」でいえば、風貌や雰囲気は違いがありますが、役柄の作品に対する機能は下川辰平のような存在に位置しています。1972年のスタートの「太陽にほえろ!」も1961年のスタートの「特別機動捜査隊」の影響は少なからずの内容に受けているのです。

作ってしまったので映画の部分も取り上げます。ちょっとドラマと関与しています。
伊沢一郎の映画時代の主なスター共演者(共演順)
・戦前(1930年代~1945年)
山本嘉一、花井蘭子、轟夕起子、原節子、
滝口新太郎、岡譲二、入江たか子、花柳小菊、
小杉勇、江川宇礼雄、片岡千恵蔵、阪東妻三郎、
嵐寛寿郎、月形龍之介

・戦後(1945年~1960年代)
三益愛子、長谷川一夫、勝新太郎、市川雷蔵、
折原啓子 、若原雅夫、片岡千恵蔵、美空ひばり、
大川橋蔵、鶴田浩二、高倉健


伊沢一郎は映画時代には、年数では片岡千恵蔵とは約20年にわたって共演していますが、数では市川雷蔵が一番になっています。ドラも詳しいほうですが、映画時代の芸能は激動の時代でした。つっこみどころ満載ですが主演系だけでもそうそうたる共演者です。この共演した基本的にスター以上の俳優の中で、滝口新太郎という俳優は知らない方が多いと思います。1930年代に現代劇を中心にで人気を得て、数は100作も出ていませんが、人気はそこそこあったといわれています。

片岡千恵蔵の1938年「人生劇場 残侠篇」(人生劇場の初の映画化)や同年の日活オールスターキャストの「忠臣蔵 地の巻」、「忠臣蔵 天の巻」、「忠臣蔵 天の巻地の巻(総集編)」などの有名作にも出演しています。これらの映画より前の1932年・松竹の「忠臣蔵 前篇 赤穂京の巻」、「忠臣蔵 後篇 江戸の巻」にも出演。大石内蔵之助の息子・大石主税を表記した映画で通産5度も演じています。これは誇れることでしょう。

大物俳優ではなかったため、1943年に徴兵されて満州からシベリア抑留となって、戦後には戦前に活躍した映画スターだった岡田嘉子とロシア(当時・ソ連)で結婚しています。滝口新太郎の死後、岡田嘉子は日本に帰国後して「太陽にほえろ!」のゲストや「東芝日曜劇場」などの単発テレビドラマにもちょくちょく出演しているのを確認しています。岡田嘉子は驚いたはずです。日本に帰国して活動したら映画時代は終了してドラマ時代になっていたわけです。



伊沢一郎のほかにも「特別機動捜査隊」を彩る俳優たちがいます。鈴木志郎という俳優も出演しています。アナウンサーの鈴木史朗とは別人です。素人らしいベテランさが他にない雰囲気がある俳優で、西本捜査一主任役をドラマ初期のころから演じています。各班に捜査などの指示を出す仕事の役柄です。

西本は毎回登場するものの、出番がすごく少ない定められた出番だからこそ、一番の機能といえます。出番が少数に限られてることが味であり、作品にとって大事になっています。出番が無駄に多いようなでしゃばってはいけない、ましてや西本のプライベートが一際出てこないのがよいの部分です。出てきたら役柄の作品に対するイメージや空気を崩してしまいます。そんな西本捜査一主任は、とある出来事で「特別機動捜査隊」から消えてしまいます。 にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへにほんブログ村人気ブログランキングへ
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[ 2015/12/28 22:45 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(0)

刑事ドラマで前人未到の記録の世界記録を持つ金字塔と目がゆくあの脇役


ドラマで金字塔を打ち立てることが難しい世の中になっています。テレビドラマというジャンルのテレビ業界における低迷が金字塔を生み出す可能性を阻んでいるのです。今回も金字塔が成し得ることができる風潮があったテレビドラマ全盛期のお話です。

前回に引き続き「特別機動捜査隊」について、進めていきます。このドラマは独自なパターンが成立しており、総合的には同じようなことやってるんですが、飽きそうで飽きない内容は時代劇ドラマと通じるのかもしれません。東映のヒットしたテレビドラマはこうしたさじ加減や違いをつける工夫などのやり口はホントにうまく、映画時代のノウハウもあるかと考えられますがバリエーションの引き出しも多い。

このドラマは、刑事ドラマの世界で1位の800話強が週間で連続で放送されていますが、個人的にいわせてもらえば、フィルムが現存する中では”まだ見ぬ最後の伝説の刑事ドラマ”なのです。週間をほぼ連続による800話以上は世界に2作しかありません。大川橋蔵の時代劇ドラマ「銭形平次」につ次ぐ世界2位であり、刑事ドラマでは世界で1位の金字塔の記録です。今後も破られることはまず厳しいでしょう。両方とも東映のテレビドラマです。

他に週間で連続放送された刑事ドラマでは「特別機動捜査隊」は連続放送話数が1位の800話強となっていますが、刑事ドラマ2位は700話強の「太陽にほえろ!」となっています。「特別機動捜査隊」は比較的安定したな回が数度に一度あるような状態が続いています。「特別機動捜査隊」は視聴率の30パーセントを何度も記録したといわれていますが、以前の記事で取り上げたことがある「ザ・ガードマン」同様に詳しい回数などのデータは不明です。



主に藤島班の伊沢一郎がいい味を出しています。伊沢一郎は関根部長刑事役ですが、登場した当初
中山昭二が演じる藤島主任(関根の上司)の話数に主に登場していましたが、徐々に立石(波島進)班の捜査の話数にも登場しています。登場当初の主に藤島班は話数を積んでいくうえでだんだんと関係なくなっていきます。

戦前の日活の太奏で1931年にデビュー、1934年から日活の多摩川(今は消滅した映画撮影所)の現代劇で映画スターとして売り出したものの、人気はあまり出ずに早めに脇役へ完全転向、数多くの時代劇や現代劇の脇役として50作以上の映画に出演し戦後を迎えます。映画にも出演しながら1960年代にテレビ時代を迎え、この「特別機動捜査隊」に1960年代後半から出演、高度経済成長を象徴するようなサラリーマンの見た目でメガネで中年風に太ったおじさんのという風貌ですが、少ない出番で魅せる演技がやはりうまい。戦前の映画時代から荒波に揉まれている俳優は微妙な部分の年輪が違うものです。見てると忘れてしまいますが、記録ではこのドラマがカラーになって50話ほどの335話から登場しています。

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[ 2015/10/01 22:51 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(0)

「ドラ特別機動捜査隊が直ちに現地へ急行した!」

ナレーター(島宇志夫)いわく、「ドラ特別機動捜査隊が直ちに現地へ急行した!」というように、この島さんがナレーターを担当しているドラマを取り上げます。わたくしドラがさながら事件捜査の主任刑事になったようです。

特別機動捜査隊」(1961~1977、全801話)という東映の名作といってもいい刑事ドラマを見ています。このドラマは東映とNET(現・テレビ朝日)の初のコンビによる制作の刑事ドラマです。「特捜最前線」や今でいう「相棒シリーズ」もこの流れを受けています。今のドラマよりも数段も面白い内容を連発していますが、今からすればリアルすぎないドラマの面白さを純粋に追求してるように感じられ、実に面白いドラマです。
再放送が東映チャンネルで放送されているのですが、現在500話台にさしかかろうとしています。4年ほど前に放送が始まり、450話付近で中断して1年近く、今年になってようやく450話くらいから再放送が再開しました。「待ちに待った」とはこのことを言うんだと実感しています。

500話近い時点での感想など思うことを書いて行きます。200話台後半までのモノクロのころはドキュメンタリーに近い手法で展開していました。そのころのオープニングの音楽の曲が好きですが、内容はカラーになってしばらくしてからの方(300話前半~現在500話近く)の方が大幅に充実しています。モノクロからカラーのなるにあたって、内容もリニューアルするためにカラーの内容の模索をしています。刑事の個性が出ない点はモノクロ時代から引き継いでいますが、今では考えられない個性があまり出ない点のよさがあります。毎回のゲスト同士によるドラマ性の向上や劇中曲の全般的リニューアル、流しなど劇中歌の多用、回想シーンの多発、さまざまな観光地やお祭りなどを記録したロケなど、一言でいえば”このドラマをみなければ味わえない独特な世界が構築されている”ということです。

中村錦之助(萬屋錦之介)主演「新諸国物語 七つの誓い」のエピソードですが、作品にドラマで活躍する前の東映・映画スター時代の波島進が脇役で出演しています。波島進は映画時代はあまりブレイクしませんでした。これ以外にも中村錦之助や東千代之介で新諸国物語シリーズは爆発的ヒットしたため、他にもいくつかのシリーズが作られています。

特別機動捜査隊」というドラマはひとことでいえば、刑事たちの捜査を描くテレビドラマです。波島進が演じる立石主任の班の話数、中山昭二が演じる藤島主任の班の話数が交互の”ように”展開して行きます。”ように”がポイントです。毎回交互ではありません。例えば、立石の班の捜査話数が3回連続で続いて、藤島の班の捜査話数が1回あるということもあります。また、数度しかありませんが立石の班がメインで藤島の班が脇で応援するという話数もありました。また、藤島班の刑事が立石班の回で応援するエピソードなど多種多彩にあります。3人目の主任の三船主任(青木義朗)も400話近くから登場してはいますがほとんど出番がありません。(500話近くまでで出演や捜査話数は数度のみ)立石班が勇退(波島進の引退)後に出番が増えてくるものと思われます。
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[ 2015/08/02 20:15 ] レアドラマ探検隊 | TB(0) | CM(0)
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